映画とライフデザイン

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映画「手 ロマンポルノナウ」 福永朱梨&金子大地

2022-09-22 20:21:19 | 映画(日本 2019年以降主演女性)
日活ロマンポルノ50周年記念、ロマンポルノナウ「手」を映画館で観てきました。


映画「手」はニューロマンポルノシリーズの第一弾作品で、ちょっと思い出しただけ松居大悟監督がメガホンをとる。主演の福永朱梨、金子大地は名前を見てもピンとこないけど、どこかで観ているのかもしれない。18禁なのに中学から高校にかけて日活ポルノはよく観ていたし、松居監督の前作も気に入っていたので映画館に向かう。その昔日活ポルノの映画館では観客に女性の姿を見ることはめったになかった。時代も変わったのか?約20〜30%程度の若い女性がいる。

オジサン好きの25才の女の子(福永朱梨)が、転職が決まっている同僚の男(金子大地)と気がつくとひたすら交わる関係を続けるという話である。青春ポルノ路線というべきだろうか。

まあ普通って感じ。話の内容はどうってことないし、男女の絡みは激しくない。今年の前半戦で、今泉力哉監督と城定秀夫監督が組んで愛なのに」「猫は逃げたの2作をつくった。個人的には好きだし、2作ともよくできている映画だった。その路線に近いかな?


ピンク映画出身の城定監督がいるので、エロティックな場面も目立った。その2作に比べると、せっかくの18禁なのに弱いなあ。ストーリーがあの2作ほど練られていないし、だからといって絡みで見せるわけでない。松居大悟監督の「ちょっと思い出しただけは良かったけど、ピンク映画で手慣れている城定監督と比べると修行が足りないってところだ。

⒈福永朱梨
好感のもてる女の子だった。性格も良さそう。張り切ってポルノ映画に出るだけ大したものだ。前貼りしていないように見えたけど、どうかな。往年の肉感的な日活の女優陣に比べると、ボディは迫力不足だけど、普通に演技している場面は悪くない。オジサン好きで付き合ったオジサンの実態の写真をファイルにまとめるシーンがおもしろい。親しみがもてる。

ついこの間観た「LOVE LIFE」にも出ていたというけど、え!出てたの?という感じだ。むかしの初恋の人とかとカラオケボックスでやっちゃう。今ってそんな奴らいるんだ。妹役の女の子が初体験の最中にお姉さんに実況中継で電話してくる場面には笑えた。


⒉金子大地
すらっとした優男で、女にはモテそう。残業で2人っきりになるのをきっかけに誘い出すなんて手はむかし自分も使った。結婚間近なのについついほかの女に手を出すなんて最低だと思うけど、不思議なことにそういうときに限ってチャンスが生まれるんだよなあ。若いときを思い出す。


大河ドラマにも出ているし、調べるとサマーフィルムにのせてに出ていて、あの文化祭用の映画の武士役だった奴なんだとわかる。あの映画大好きでおもしろかったな。映画を観てもまったく同一人物だとわからなかった。


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