映画とライフデザイン

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めぐり逢えたら  トムハンクス&メグライアン

2010-12-23 14:12:54 | 映画(洋画 99年以前)
クリスマスまであと一日、少しでも気分を盛り上げていきたい。
「めぐり逢えたら」はトムハンクスとメグライアンのゴールデンコンビによる93年のラブコメディ。妻を亡くして失意の男と婚約者がいるボルチモアの女性との恋の物語。ケイリーグラントとデボラカーの名作「めぐりあい」を意識すると同時に、恋のスタンダードナンバーをバックに流しながら恋人たちの気持ちを盛り上げていくカップル向きの映画だ。最初に見たときに比較すると、アラも目立つがラブコメディだけに単純にみたい。


最初にシアーズタワーが画面に出てくるのでシカゴとわかる。主人公の建築士ことトムハンクスの妻の葬儀のシーンだ。妻に先立たれ失意のトムはシアトルに移住する。悶々とした父親を心配した8歳の息子がラジオ番組にリスナー参加する。それはトーク生番組で、「落ち込んでるパパに新しい奥さんを」と切々と訴えていた。続いて電話口に出た父親トムがやるせない心境を訴えた。それを聴いていたボルチモアの新聞記者ことメグライアンの胸に響く。彼女には婚約者がいた。でも妙にその話に関心を持ち、彼と接触を持とうとすることになるが。。。。


90年代のメグライアンの活躍はすごかった。ラブコメというと彼女なしでは成立しないくらいの勢いだった。その当時は彼女の出演する映画はほとんど観ている。こののち「ユーガッタメール」でもトムハンクスと共演する。そのころまでが彼女にとって一番いい時期だったのではないか?
トムハンクスもコメディアンから演技派への転換を図っているころ、この作品の後「フィラデルフィア」「フォレストガンプ」で2年連続オスカーの快挙を成し遂げる。

クリスマスのパーティシーンがでてくるが、アメリカ映画らしい素敵な美術設計だ。イルミネーションが美しい。そこにナットキングコールの「スターダスト」やフランクシナトラの歌をからめる。それだけでご機嫌になる。シアトルでのトムハンクスが居住する海辺の家も味がある。舞台設定がよく気分を盛り上げる。



この映画の最終舞台はエンパイアステートビルだ。
このビルには強い思い入れがある。小学校の低学年の時、「世界で一番高い建物って何?」という話題になった。僕は自信を持って「東京タワー」と答えた。しかしそのあとある男の子が「エンパイアステートビル」と答えた。「エー!何それ」と思った。家に帰って少年向けの社会科図鑑を見て確認したら、はるかにエンパイアステートビルの方が高いではないか?それ以来妙にこのビルが気になった。
初めてニューヨークに行った時、何はともあれ「エンパイアステートビル」に登りたいと思った。このビルの展望台はオープンエアである。今は亡き国際貿易センタービルを遠くに見ながら、少年のころからの念願がかなったことで感慨にふけったものだ。

そんなビルにからめた素敵な映画は多い。この映画を見ながら今年も気分のいいクリスマスを迎えたい。明日は早く帰ろう。

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