映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

アリス ウディアレン

2012-09-12 22:39:09 | 映画(洋画 99年以前)
映画「アリス」はウディアレン監督ミア・ファロー主演の90年の作品だ

このころウディアレンの作品には必ずと言っていいくらい彼女が出演していた。
ファンタジータッチで話が展開するニューヨークマンハッタンの主婦の物語だ。

ニューヨークマンハッタンが舞台だ。
高級アパートメントに住む上流家庭の主婦アリス(ミア・ファロー)は、夫ダグ(ウィリアム・ハート)と可愛い娘に囲まれ、何不自由なく暮らしている。女友達と買い物をしたり、おしゃべりを楽しんだりで有閑マダムとして過ごしていた。
ある日、原因不明の背中の痛みをおぼえたアリスは、女友達に勧められて「名医」といわれるドクター・ヤン(ケイ・ルーク)をチャイナタウンに訪ねる。そこでアリスはヤンに不思議な薬をもらう。それは次々に奇妙な効き目をあらわす。昔のボーイフレンドのエド(アレック・ボールドウィン)の幽霊に会ったり、突然大胆な気持ちになって、前々から気になっていた中年男性ジョー(ジョー・マンティーニャ)をデートに誘ってしまったり。またあるときは薬を飲むとたちまち透明人間になってしまったりする。。。。

映画はマンハッタンで撮影され、ニューヨークの匂いがプンプンする。
クラリネット基調のディキシージャズや1930年代系の音楽に加えて、セロニアス・モンクのムーディなピアノとウディアレン好みの音楽がずっと流れ続ける。そんな中、主演のミア・ファローは軽快なマシンガントークを続ける。ウディアレンは今回出演していないが身代わりのようなウディらしいトークだ。
同じくウディの昔の恋人ダイアンキートンがときおり一緒に仕事をするのに対して、ミア・ファローはその養女がウディとできてしまったことでずっと関係がよくないようだ。ずっと後の作品だけど、「アメリ」のオドレィトトゥの匂いを感じた。お茶目な演技は見ていてほのぼのする。

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