Don't Let Me Down

日々の雑感、引用。
言葉とイメージと音から喚起されるもの。

空へ B

2009-06-28 10:55:39 | 日記
ぼんやりと浮かんだ
雲のように
さまよいたいと
おもったころから

遠くささやくおまえの声が
いつもあたしをささえた
いつかはきっとおまえのように
ほん泣きするよあたしも

あんたの好きなように
生きてゆけばいいと
すり切れたレコード
おまえのブルース

なにもかもなく生まれてきたのは
誰のせいでもないし
おまえのあとをたどっていた
夢をたぐりよせて

遠くささやくおまえの声が
いつもあたしをささえた

いつかはきっとおまえのように
飛んでみせよ私も
あしたはきっとおまえのように
飛んでみせるよ私も イェ~

イェ~、イェ~、イェ~





ぼくもさっき知ったのだが、カルメン・マキは、ブログを書いている。
最新ブログから一部引用させてもらう;

<ふつうでよかった 2009年06月26日>

6/23(火)、今日は中目黒「楽屋」で新澤健一郎君とのDUOだ。
梅雨真只中にあって珍しく朝から青空が広がっている。
でも、今日はお客さんが集まらないような気がする。
そして私のその嫌な予感は当たってしまった。。。
10分押しで開演してステージに出てみると店内に座っていたのは15人。

昔OZで行ったどこだったか地方での、あるコンサートでのワンシーンが一瞬頭をよぎった。
あの頃、ライブの1曲目はいつも「閉ざされた街」で、
あの地響きのするような重低音のユニゾンのイントロが始まると
私は客席に背を向けてこぶしを握った両手を大きく広げ
緞帳が上がり切るとそのまま客席を向く、
という大見栄を切った演出をしていた。
すると客席からどよめきが起こり、
さぁ、これからショーが始まるのだという期待と緊張感が
会場全体を包み熱く盛り上がるのだった。

ところがある時、
いつものように力を込めてこぶしを握りしめ大きく両手を広げたまま客席を向くと
そこに見えたのは、大ホールに数えるほどのまばらな観客、
どよめきどころか虫の音も聞こえぬ静けさだった。。。
拍子抜けとはこのこと、
ヘタヘタとそのままステージで座り込んでしまいたくなる自分を奮い立たせて
勿論最後まできっちりやったけど・・・。

話は前後するが、そのもっと前、
「時には母の~」がヒットして有名になった数年後、
OZを結成してロックを歌い始めた頃も嫌というほど同じような経験をした。

新しいことを始める時はいつもそうだ。
以前との落差が大きければ大きいほど受け手は戸惑い、
結果、付いて来る者もあれば去って行く者もある。
私はもう永いこと、それを繰り返している。。。

けれども、いつだって音楽は、ただ音楽としてそこに在るだけだ。
そこには昔も今もない、私がどういう人間でどんな生活をしているかも関係ない。。。
というより、そうした全ては音楽の中に反映されているはずだ、と言うべきか。
(以上引用)




《けれども、いつだって音楽は、ただ音楽としてそこに在るだけだ》





最新の画像もっと見る

コメントを投稿