昨夜は、“意味不明”Snapshotを書いて、すぐ寝ようと思ったが、なぜかテレビで<映画>を見てしまった。
テレビで映画を見るというのは、別に“選んで”みるわけではなく、“そこに写っているから”見るのである。
この映画の巻頭、主演女優の<妻>が、妊娠可能日であることを確認し、<夫>のところへ駆けつけて“子供をつくろう”と“呼びかける”シーンで、普段なら(気力のある時なら)チャンネルを変えるはずが、惰性で見続けたのであった。
そしたら、れれれ、いがいにへヴィーな展開なのだ。
<軍事法廷裁判>ですよ。
<夫>がむかし、エル・サルバドルで“現地人”9名を虐殺した嫌疑。
それが“でっちあげ”であることをめぐる映画。
となると、これは“アメリカ軍の暗部を暴く”映画なんでしょうか。
この映画(「ハイ・クライムズ」2002年)を見た人があまり多くない?と思われるので、allcinemaサイトの“解説”を引用しよう;
《海兵隊特殊部隊に属し、エル・サルバドルで一般市民を虐殺したとして逮捕された夫の無実を晴らそうと奮闘する女性弁護士の活躍を描くサスペンス。夫の無実を信じながらも、自分の知らなかった夫の暗部に戸惑い、また軍との法廷闘争を通じて身の危険をも感じていくヒロインを演じるのは「恋する遺伝子」のアシュレイ・ジャッド。軍事法廷に精通し、彼女をサポートする弁護士役にモーガン・フリーマン。
美しく優秀な女性弁護士クレアは、建設会社を経営する夫トムとともに幸せな毎日を送っていた。だが、ある日、二人の家に泥棒が侵入、事態は思わぬ方向へと進む。強盗事件を調べる過程で、採取した指紋からトムの本名がロナルド・チャップマンであることが判明。その結果、トムは海兵隊の特殊工作員時代の1988年にエル・サルバドルで一般市民9人を殺害した容疑でFBIに逮捕されてしまう。クレアは、無実を訴えるトムを信じて軍事法廷に立つことを決意。特殊な軍事裁判を熟知する弁護士チャーリーの助けも借りて、軍のスキャンダルを暴いていくクレアだったが……。》(以上引用)
この映画を見終わっての“後味”は悪いですよ。
ぼくはそれを<説明>したくない。<注>
この映画の“ハッピーエンディング”は、サイテーです。
ぼくは<アメリカ人>が嫌いではありません。
好きなアメリカ人と嫌いなアメリカ人がいます。
それは好きな中国人と嫌いな中国人がいるとか、好きな日本人と嫌いな日本人がいるのと同じだ。
しかし最近のアメリカ映画をつくる人々や、最近のアメリカ映画で描かれる“ような”人々は、そうとう不愉快です。
<注>
ひとことで言えば、この映画は、なにひとつ<批判>していない。
この<予定調和>が、<キリスト教社会>なんですか?
自己満足的自己愛の恐るべき無限循環。
ナルシシスト肥満児=商売人。
神よ!許したまえ。
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