NHK杯レポ ２日目

７日の午前中は善光寺にびんずる様の膝撫でとお参りを。
木像のびんずる様は人が良く触る部分は磨り減っているのですが、ふと目を見たら目が磨り減ってないのにびっくり。木像ですが、自分の身を犠牲にして人を救ってらっしゃるのかも、と神妙な気分になりました。
時々軽く痛む程度ですが私は両膝を痛めているので、びんずる様の右膝を大ちゃんと自分の分をこめて、そして左膝は自分の分を撫でてきました。長野にいる最中、そして帰ってきてからも膝が痛まないのはびんずる様のお陰？なんて思ってしまいます。
大ちゃんも自分自身で撫でてきたかしら？

追記：善光寺のお参りの後、隣の城山公園にある長野県信濃美術館の東山魁夷館に行ってきました。

お昼はみんなで集まって門前町のお蕎麦屋さんへ。いかにも手打ち蕎麦でコシが強くておいしかったです。
夕食用におやきを２つ購入。会場内で食べる大会のときの夕食は、おにぎりとかサンドイッチとかいつもこんな感じ。（笑）

７日と８日の席はジャッジ反対側のロングサイド中央付近。６日のショートサイドも楽しんだけど、やっぱりロングサイドはいいです。スケーティングの美しさやスピード感が堪能できますね。
アイスダンスは７日のODと８日のFDをまとめて書きます。

リード姉弟のODは浴衣のような衣装に扇子の和のプログラム。歌舞伎のようなキャシーのアイメイクも雰囲気を出しています。
どんな曲を使うのかと思ったらベタに「さくらさくら」、後半は和太鼓かな？リズムのみに変わって曲調がガラリと変わり、和の心を感じるいいプログラムでした。
FDでキャシーが悪魔、クリスが天使に扮したのはぴったり。
今シーズンの彼らのプログラムはどちらもキャラクターや個性を生かしていて素敵でした。モロさん、彼らにいいものを作ってくれてありがとう！

カー姉弟の人気はすごいですね。彼らの名前がコールされるとすごい歓声が！女性達のジョンコールもすごいです。私もジョン、好きだけど。シニードの力強さも同性として憧れます。
観客の歓声が嬉しかったのか、FDの後ではジョンがこちら側に連続投げキッスをしてくれてラッキーでした。（笑）

メリル＆チャーリー、私は元々この２人の創りだす世界が大好きだったんだけど、初めて生で見て、チャーリーのスケーティングに惚れました。６分間練習の初めではメリルを置いて飛び出して、すごいスピードでリンクを駆け抜ける姿の美しいこと、そして速いこと。
FDの「オペラ座の怪人」の冒頭でも彼の素早い動きに目を奪われました。
ODはインド舞踊？これは始まると予期していなかった音楽と動きのおもしろさが秀逸なプログラムでした。
彼らは若いけれど、他のチームとは別次元の演技でした。

ビッグハットのジャッジ側は客席が本当に少ないので、歓声の多くはジャッジとは反対側のロングサイドと２つのショートサイドから響きます。そして観客のノリがやたらといいというか、とにかく歓声がすごかった。
選手達もそれをすごく喜んでくれていたみたいです。
特に怜奈ちゃんとジョンは、FSが終わったあとにジャッジ側を向いてあいさつする前に、こちらのロングサイドを向いて感謝の気持ちを表してくれました。ジャッジが気を悪くしないかとはらはらしたぐらい。（笑）

今年も来てくれたパン＆トンは今年も高いツイストやスロージャンプで観客を湧かせてくれました。

スロー４回転サルコウの悠子ちゃんの転倒は本当に心配しました。場内ではアナウンスはあっても解説がない分余計に。治療のために３分間の休憩と言ったわりには治療を受けにいかないのではらはらしましたが、自分ではめこんでいたのですね。再び滑り始めてのミスのない演技。2008年のDOIで手から血を流しながら最後まで演技したときも彼女のガッツに驚きましたが、今回も心打たれました。
そしてウインナーワルツが２人の滑りに合った素晴らしい演技に引き込まれました。

男子後半グループの６分間練習では、豪華メンバーなのにあぁ、もったいない、他の選手も見た～い！と思いつつ、ひたすら大ちゃんを目で追いかけていました。６分間練習を１人ずつやってくれたらいいのに。（爆）
大ちゃんは３－３、最後が両手タノジャンプの３連続、3A、４回転と大技ジャンプを次々と練習していました。2Aになったり3Tになったりすると、同じジャンプを跳び直して成功させてから他のジャンプにいっていたと思います。１回転少ないパンクはあってもどれもきれいな着氷だったと思います。美しい４回転も１本だけど見れて大興奮！この４回転が見れただけでも満足です！
ジュベール、アボット、小塚君と他の選手達も４回転を跳んでいました。張り合い競い合っているかのようでした。

ショートのときは不思議なぐらい緊張しず、テレビで何度も見ていたせいで復帰後これが自分が彼の演技を見る初めての機会なのだというすら忘れていましたが、フリーではショートの時の分まで緊張し、彼の滑りを再び見られる感動で一杯でした。
確かにジャンプの失敗はあったけれどステップはきれいだったし、練習では絶好調とはいえない中で集中していいジャンプを見せてくれたので、不安は感じませんでした。
そしてキュートなcistに対して地味だと思っていたslstの美しさに感動しました。これはジャッジから見て一番映えるように作られていたのですね。ショートサイドからの映像ではそれほどよさがわからなかったのが、ロングサイドからだとカーブの深いスケーティングにうっとりします。
もう見ている間中、感謝の気持ちでいっぱいで涙が出そうでした。

フリーは大ちゃん以外の選手を思い切り省略して書いてしまいましたが、やはりジュベールだけは。
ショートに続き４回転を跳んでくれた会場のジュベールへの熱狂振りは凄かった。まるでここが彼のホームであるかのようでした。
ジュベールもすごく喜んで、演技後ジャッジにあいさつする前にロングサイドの観客の前をゆっくりと滑ってくれましたね。
フィギュアスケートの感動って、選手と観客との両者で相乗的に生み出すものなのだと思いました。

男子の表彰式はジュベール、ジョニー、ミハルと見応えありのイケメン３人組。フランス大会に続いて地元のトップ選手の表彰台がない大会になりましたが、そんなことも関係ないかのように会場は盛り上がり、選手達を祝福していました。
今回出場の若手イケメン３人組（アダム、ミハル、ボロデュリン）を会場で見た印象では私のイチオシはミハル。今回の成績だけじゃなくて、スケーティングとジャンプの質がよく、伸びしろを感じました。
フランス大会でアダムが、ロシア大会でボロデュリンが３位に入ったので、この２人を意識していたに違いないミハルがメダルを獲れてよかったと思いました。
大ちゃんの４位は残念だったけれど、フランス大会で４位だったジュベールが今回は優勝したのだから、大ちゃんもカナダで活躍してくれそうではありませんか。

追記：女子の前半グループの６分間練習のあと、サラ・マイヤーがジャッジ席に話をしに行って棄権しました。頑張って６分間練習に出てみたけれど、きつかったのですね。怪我をしっかりと治してほしいです。

女子はレオノワがSPに続き会場を盛り上げてくれました。これほどまでに観客を巻き込んでしまう選手は女子では他にいないわ。スケーティングも表現もまだ荒さが目立つものの、稀有な個性の持ち主です。
男子が表彰台なしで女子までそうだったら、さすがに日本の連盟のかっこうがつかないだろうと思っていたら、美姫ちゃんが優勝してくれてよかった！
表彰式の後のウイニングランで、彼女が観客に向ける笑顔は本当にかわいかったです。

コメントありがとうございます！とても励みになるし嬉しいです。レポを最後まで書き終えてから、明日まとめてお返事いたします。レポを書き終わらないと、宿題を提出していない子供みたいな気分で落ち着かないの。

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