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回転不足ジャンプの採点

2009-10-17 18:22:29 | ルール・エレメンツ
今朝の読売のフランス大会の記事に、回転不足ジャンプの採点について書かれていたので紹介しますね。
ネットで探した読売の記事は少し内容が違っていたので、朝刊を写します。

<五輪シーズンの今季、浅田と金妍児(キムヨナ・韓国)の対決などを見る上で、昨季とは異なるポイントが一つある。ジャンプの回転不足に対する減点が、今季はやや緩和される傾向にあることだ。
国際スケート連合(ISU)規則は、「4分の1回転を超える回転不足となった場合」は、1回転少ないジャンプとみなすと定めている。この規則の適用で、昨季は大幅な減点となる判定が相次ぎ、「高度なジャンプに挑戦したばかりに、かえって損をするような状況はおかしい」との指摘が一部コーチなどから噴出した。失敗した場合のリスクの高さを考え、勝負所で難易度を下げる選手も増加した。
これでは、競技としてのフィギュアスケートの技術向上の努力が報われないとの懸念から、今季はその傾向を緩和したものだ。
具体的には、何が変わるのか。フィギュアスケートの採点は、ジャンプの種類や難易度を判定する「テクニカルパネル」と、各要素の出来栄えを7段階で評価する「ジャッジ」が行う。昨季までは、テクニカルパネルが回転不足と判定した時には、即座にジャッジにその判定が伝えられ、きれいなジャンプであっても、必ずマイナスの評価をしなければならなかった。
今季は、テクニカルパネルの「回転不足」との判定は、即座にはジャッジに伝えられず、ジャッジは独立してジャンプの出来栄えを評価する。出来栄えが良ければプラス評価を与えることも可能になる。このため、減点幅が昨季よりは緩和されるケースが出てくる。これについて荒川静香さんは「着氷がうまく、見栄えの良いジャンプを跳べる選手にとっては、点が伸びるのではないか」との見方を示す。
ルール適用の変化により、実際に採点がどう変わるか。またそれによって選手がどのような戦略を立てるかも、今季の注目点だ。>

ここでも書いたように、ルールが改正されたことは知っていましたが、

>テクニカルパネルの「回転不足」との判定は、即座にはジャッジに伝えられず、ジャッジは独立してジャンプの出来栄えを評価する。

ことは知りませんでした。これだとジャッジはテクニカルパネルに左右されずにジャッジングすることができますね。
昨年回転不足にないてきた選手達。今年はどんな結果になってくるのか。GPSは試行の場となってくると思いますが、見ている者の感覚と実際の勝敗に乖離が少ないような見ていて気持ちのいいジャッジングがなされるといいな~と思います。
自分の演技に納得できなくて泣く選手が出てくることは仕方のないことですが、ジャッジングに納得がいかなくて泣く選手は出ないといいなと思います。


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