気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

カップ・オブ・チャイナ

2008-11-10 23:55:57 | フィギュアスケート大会
大ちゃんが出ないからスルーしよう・・・なんて考えるわけないです。ちゃんと見ていました。ただ録画して翌日見たりして、やはり余り熱心ではなかったかも。こうして書くのも遅れてしまったし、男女まとめてだし。

最初に女子SPの放送でオープニング映像を見たときは、大ちゃんが消されていることに動揺しました。小塚君や中庭君も入れてもらっているし、といい方向に考えることにしましたが、微妙にショックでした。

女子はキム・ヨナちゃん、美姫ちゃん対決のスケートアメリカ再び、という感じで余りおもしろい試合ではなかったかも。
大人っぽくなったアシュリー・ワグナーとか、みどころはありましたが。レピストより彼女のほうがよく見えたんだけど、表彰台に乗れなかったのが残念です。レピストはルッツやフリップが苦手なようですが、スケーティングやスピンが美しく、高得点を上げられるのでしょうか。
サラ・マイヤーはSPもFSも調子がよくありませんでした。好きな選手なので残念です。
美姫ちゃんの3-3は、FSは残念でしたがSPでは認定されましたね。ジゼルでは表情などささいなところを変えるだけでぐんと魅力的になりましたし、今後が楽しみです。
キム・ヨナちゃんは相変わらずすごいです。何も言うことないって感じです。

女子シングル          合計点 SP(順位) FS(順位)   
1位 Yu-Na KIM(KOR)    191.75 63.64(1) 128.11(1)
2位 安藤美姫(JPN)     170.88 59.30(2) 111.58(2)
3位 Laura LEPISTO(FIN)  159.42 58.60(3) 100.82(3)
4位 Ashley WAGNER(USA) 155.59 55.40(4) 100.19(4)
5位 Susanna POYKIO(FIN) 148.03 50.00(6) 98.03(5)

男子は楽しめました。やっぱり男子シングルが好きです。
女子FS前の男子SP、放送されたのは3人か~。SP2位のボーン・チッパー君はなし?先週のSCでパトリックとソーヤーががんばっていましたが、カナダの選手はまだまだいるんだよ、とチッパーも主張してきます。カナダも層が厚いですね。
中庭君の新プロの「ニューシネマパラダイス」、いい感じです。トマシュの4T→2T、惜しい!ジャンプが1つノーカウントですものね。これを世界選手権でなくここでやっておいてよかったね、と何でも前向きに捉えます。アボット君は優雅さを増しました。

男子FS、中庭君は残念でした。彼が転倒するたびにテレビの前で悲鳴を上げてしまいました。涙のインタビュー・・・急ぐ必要があるわけじゃないだろうに、選手の気持ちが落ち着くまで待ってあげられないものでしょうか。

後半グループの6分間練習の頃にはハイテンションに。だって、髪型なんかが変わっていてチラ見ではわからなかった選手がいて、この年代の男の子って年々変わっていくものだと妙に新鮮だったのです。(特にキャリエール君)久し振りに大好きなトマシュをテレビで見られたのも嬉しかったし。
しかし、この大会は前半グループ東洋系、後半グループ欧米系と見事に分かれていましたね。大ちゃんがいれば、後半グループのトリを飾ってくれたのに、などと言っていても仕方がないので楽しんでいました。

まず、クリストファー・ベルントソン。いつもおもしろいことをやってくれるので、彼のプログラムは楽しみでした。今回も期待を裏切ってきません。彼はパントマイムがいつもうまいです。あの音楽・・・フィニッシュがまたいい。

アルテム・ボロデュリン、世界Jr2位の選手なんですね。音楽を聴いて、大ちゃんのロクサかぁ・・・と胸がちくりとしましたが、演技を見出したら3Aを入れないもののかなり気に入りました。今年シニアに上がった選手、現在活躍中のロシア人選手全ての中で一番好きかもってぐらい気に入ってしまいました。基礎技術がしっかりとしていて、ステップも上手です。笑顔もかわいいし。(笑)

トマシュの4T、高くて美しくて見事でした!佐野さんも絶賛でしたね。後半はミスもありましたが、昨季のフランス大会や世界選手権のことを考えたら上出来です。(爆)もちろんこのメンバーなら優勝してほしかったけれど、表彰台はキープしましたしね。
しかし、トマシュのSPのジャンプ構成は、昨季は大ちゃんと同じ3F-3T,3A,3Lzだったんですよ。それを愚直に毎回SPに4回転を入れてきて、調子にかかわらずFSにも4回転を入れてきて、まるで誰かさんを彷彿とさせませんか?そんなところも大好きです。

私は昨季からキャリエール君は結構好きだったのですが、6分間練習で見た瞬間は、一瞬わからなくて、これ、誰?と思ってしまいました。(汗)昨季の髪型よりもかっこよくなったと思うのは欲目でしょうか?
「火の鳥」細部が凝ったおもしろいプログラムでかなり好きです。相変わらず安定した演技です。

チッパー君、昨年の普段着衣装よりは断然フィギュアの衣装らしくなりました。緊張しちゃったのか、残念な演技でした。でもキスクラでハートマークを手で作ったりして、かわいいですね。

アボット君、SPに続きFSも4回転を回避なんですね。彼は必ず4回転に挑戦し、そして転倒・・・というパターンをこれまでよく見ていた気がするので意外でした。それだけ勝ちに行っていたんですね。(逆説的に言うと、4回転を入れると勝てない可能性が高まるんですね・・・泣)
佐野さんが「スケートに隙がない」って。佐野さんの解説、言葉の使い方好きだなぁ。集中しきった演技。この演技を4回転を入れてやってくれればと望むのはぜいたくでしょうか。

男子シングル           合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Jeremy ABBOTT(USA)  233.44 77.05(1) 156.39(1)
2位 tephen CARRIERE(USA) 217.25 72.00(3) 145.25(2)
3位 Tomas VERNER(CZE)   205.48 65.55(4) 139.93(3)
4位 Artem BORODULIN(RUS) 191.38 65.05(5) 126.33(4)
5位 Vaughn CHIPEUR(CAN)  187.50 72.70(2) 114.80(7)
10位 中庭健介(JPN)       164.94 61.90(7) 103.04(11)

今回の試合、かなり楽しかったのですが、優勝がアボット君で、大ちゃんの言う彼の世代の選手ではありませんでした。スケートアメリカ、スケートカナダ、そして今回のチャイナと3試合続けて、いわゆる最終グループメンバーが優勝していません。
世代交代はバンクーバー後だと思っていたのに、思っていた以上に早く進んだのでしょうか。トップ選手が3人抜けたのですからね。でも大ちゃん世代の選手は「おじさん世代」と言っても現実にはまだ20代前半の最盛期、シーズン後半盛り返してくると信じています。
何だか寂しくなってきたので、とりあえず次のフランスではジュベールに優勝してもらいたいです。もちろん小塚君にもがんばってもらって、絶対に表彰台には乗ってほしいけれど。パトリックもいるし、見ごたえありそうな大会で楽しみです。

大会リザルト