Swan Lakeで連続3回目。しつこいと思うけれど、振付について全く書いていなかったので、もう少しだけ書きます。
頭上で右手を左手に重ね合わせ、音楽を待つ。音楽が始まり両手を合わせたまま体をくねらせる。閉じたまぶた、厚い唇、ものうげな表情が色っぽい。
ジャンプへ入る前にステップを踏み、両手を翼を広げるように真上に上げてから、リズムを取るように2回右手を振る。
ジャンプとジャンプのつなぎで、曲げた腕が鳥の翼のように見える。鳥が片翼ずつ広げて伸びをし、飛翔の準備をしている動作のようだ。
スピンをはさんでリズムが激しさを増す。ここまではビートの効いた『白鳥の湖』であったのが、ヒップホップの世界へと移る。
翼を脱ぎ捨て、ヒップホップを氷の上で表現することのみに専念する。
激しく腕、肩、体躯をくねらせ、踊りながら細かいステップを踏み、観る者の目を奪い釘付けにする。誰もこれまで見たことのない世界へと引きずり込む。サーキュラーステップは誘惑への序章のようだ。
再びスピンの後にストレートラインステップ。俺を見ろ、とでも言うように後ろを振り返り激しくステップを踏み出し、両手を体の前でクロスさせる。狙いを付けるかのように2本指での指差しポーズ。
サーキュラーステップで誘惑を仕掛けるなら、ストレートラインステップで畳み掛けるかのように魅力に溺れさせる。
そのままスピンで一気に絡めとり、両腕を高々と上げて外側に向けた指先に表情を付けてフィニッシュのポーズ。広げた大きな翼が見える。
湖に一羽の黒鳥が降り立ち、美しい人間の青年の姿に変わるとひとしきり踊り狂い、再び黒鳥の姿に戻って飛び立つ、そんな展開のように思う。
湖はアイスリンク、黒鳥が誘惑するのは観る者全て。黒鳥はなぜ誘惑するのか。黒鳥は自分の能力を、そして魅力を最大限に発揮し、誘惑しずにはいられないのだ。持てる力を振るわずにはいられない、魅了することそれ自体が目的なのだ。
『白鳥の湖』のストーリーは全部無視して、彼の創り出す世界に溺れるのが正解だ。
風になびく黒髪と黒い羽との見分けも付かないほど幻惑されたその瞬間、彼の世界から抜け出すことはもはやできない。
かなり偏った見方のものになってしまったかと思います。見る人それぞれのSwan Lakeがあるのでしょう。あくまでも踊り狂う黒鳥路線で書きましたが、実はちょっとばかり大ちゃんが悪魔ロッドバルトに見えます。
頭上で右手を左手に重ね合わせ、音楽を待つ。音楽が始まり両手を合わせたまま体をくねらせる。閉じたまぶた、厚い唇、ものうげな表情が色っぽい。
ジャンプへ入る前にステップを踏み、両手を翼を広げるように真上に上げてから、リズムを取るように2回右手を振る。
ジャンプとジャンプのつなぎで、曲げた腕が鳥の翼のように見える。鳥が片翼ずつ広げて伸びをし、飛翔の準備をしている動作のようだ。
スピンをはさんでリズムが激しさを増す。ここまではビートの効いた『白鳥の湖』であったのが、ヒップホップの世界へと移る。
翼を脱ぎ捨て、ヒップホップを氷の上で表現することのみに専念する。
激しく腕、肩、体躯をくねらせ、踊りながら細かいステップを踏み、観る者の目を奪い釘付けにする。誰もこれまで見たことのない世界へと引きずり込む。サーキュラーステップは誘惑への序章のようだ。
再びスピンの後にストレートラインステップ。俺を見ろ、とでも言うように後ろを振り返り激しくステップを踏み出し、両手を体の前でクロスさせる。狙いを付けるかのように2本指での指差しポーズ。
サーキュラーステップで誘惑を仕掛けるなら、ストレートラインステップで畳み掛けるかのように魅力に溺れさせる。
そのままスピンで一気に絡めとり、両腕を高々と上げて外側に向けた指先に表情を付けてフィニッシュのポーズ。広げた大きな翼が見える。
湖に一羽の黒鳥が降り立ち、美しい人間の青年の姿に変わるとひとしきり踊り狂い、再び黒鳥の姿に戻って飛び立つ、そんな展開のように思う。
湖はアイスリンク、黒鳥が誘惑するのは観る者全て。黒鳥はなぜ誘惑するのか。黒鳥は自分の能力を、そして魅力を最大限に発揮し、誘惑しずにはいられないのだ。持てる力を振るわずにはいられない、魅了することそれ自体が目的なのだ。
『白鳥の湖』のストーリーは全部無視して、彼の創り出す世界に溺れるのが正解だ。
風になびく黒髪と黒い羽との見分けも付かないほど幻惑されたその瞬間、彼の世界から抜け出すことはもはやできない。
かなり偏った見方のものになってしまったかと思います。見る人それぞれのSwan Lakeがあるのでしょう。あくまでも踊り狂う黒鳥路線で書きましたが、実はちょっとばかり大ちゃんが悪魔ロッドバルトに見えます。