何しろ、今地球上にいる人間よりはるかに知能が高い新人類が誕生し、それはアフリカ大陸の奥地で、現人類と隔離された環境で特異な進化をしている背の低い「ピグミー族」から突然変異で生まれたのだが。
それを脱出させるために、それより何年か前に日本の科学者がそのピグミー族の妊婦を妊娠中毒症のためアフリカから日本に連れ帰って生んだ子が、同じように現人類より何倍も知能が高く、その子の立てた計画によって、脱出していくという。
それもアメリカの大統領やCIA・アフリカの部族闘争、それに難病の新薬を開発するという、色々な要素を織り込んで、とんでもないスケールの大きな小説である。
仕事が立て込んでいたので、やっと2か月間くらいかけて読み終わった。