wakuwakuな生活

徒然なるままに、楽しいことをわくわくするようなことを載せていきたいです。

人は変われると「マラソンジャンキー」(小野裕史著)を読んでこう思った。

2014-08-17 10:07:18 | 読書日記
ラジオにゲスト出演していて、話を聞きながら、「マラソン中継で、時々変なコスチュームを着て走っている人たちがいるけど、この人たちなのかな~」「ジャンキー(中毒者)ってどのくらいなんだろう」くらいな感覚で、この本をリクエストした。
読んでみて、最初は流し読みみたいな感じだったのが、だんだん、このストイックな生き方にド肝を抜かして、思わずじっくりと読んでいる自分がいた。

3年半ほど前は、マラソンはおろか、35年間運動ゼロで、趣味は「インターネットと読書とゲーム」と言っていた人が、フルマラソン(42.195km)どころか、100km、160km、北極、南極まで走り、はたまた高地南米チリのアタカマ砂漠で、10キロ程の荷物を担いで、250kmをチーム3名で走る超過酷なレースに参加し、何と世界1になるという偉業を成し遂げる。
    

この著者小野裕史さんが言っている。
 小さなきっかけでも、「心の羅針盤」の針が動いたら、まず動いてみる。「できるかどうか」ではなく「まずは、やってみる」ことが大切であると。
 結果、こけたり失敗も増えてしまうけど、その分学びのチャンスだって得られる。動かなければ、見える景色は変わらないままだけど、動いてみれば「こっちはなんだか違和感がある」「こっちはひょっとしていいかも」などと自分の進みたい方向が見えてくる。
ダーウィン先生だって「未来に生き残る生物は、最も強いものでも、賢いものでもなく、最も多くの変化のチャンスを創ったものだ」と言っている。

東京大学を出て、大学院で生物学者になろうと勉学に励んでいた人が、モバイルメデイアに動かされ、ベンチャー起業家になり、今ではベンチャー投資家になっている。そんな人の言う言葉には重みがある。それに、お金持ちなんだろうなと思う。

また、謝辞には、「奥さんに感謝することはもちろん、元気に前向きに育ててくれた両親とその先祖、この本を書く縁をもたらして頂いた、書ききれないほど沢山の、全ての方々と、その先祖に感謝致します」と、書いていた。

「先祖」と書いてあるのが、面白かった。命のつながりを意識しているのが分かる。私も五十有余年生きてきたけれども、目に見えない絶対的なものに生かされていることを感じることがあるからだ。
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1 コメント

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Unknown (みなちゃん)
2014-09-21 09:44:14
「心の羅針盤」の針が動いたら、まずやってみること・・・記憶にとどめておきます。
時間がたっぷりある年代にも良い言葉だと思います。
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