ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

マリンバコンサートの報告

2012-09-08 23:02:49 | コンサート
 本番その1のマリンバコンサートが、無事終わった。
 マリンバの伴奏はいつも音の数が多いので苦労するのだが、今回は特にテンポの速い曲が多かったので本当に大変だった。でも、いつもより合わせの回数が多かったおかげで、割りと安定した演奏になったと思う。
 伴奏の時は滅多にあがらないわかめだが、今回は体育館とか公民館じゃなくてホールだということで、舞台袖ではやや緊張していた。それでも、マリンバのTさんのあとからステージに出てピアノの前に座った時には、普通の精神状態だった。
 しかし、1曲目は「道化師のギャロップ」で、テンポが滅茶苦茶速い。弾きはじめてまもなく、その速いテンポに心臓がつられたのか、なんだかドキドキしてきたような気が……。
 え? もしかしてあがってる? ヤバイかも。などと考えつつも、大きなミスもなく無事弾き終わる。
 実は、ソロを弾く時には、弾きはじめは落ち着いているものの、途中からどんどんあがってきて、ほとんど幽体離脱みたいな気分のままで弾き終わることがよくあるので(過去の演奏報告を参照)、もしかして、今日は伴奏でもそうなっちゃうんだろうかと少し心配になったが、次のモンティの「チャルダッシュ」(もともとはバイオリンの曲)の初めのスローな部分を弾きはじめたら、すぐにいい気分になってきた。速いところも問題なくクリアして、弾き終わる頃にはすっかり落ち着きを取り戻す。
 3曲目は今回初めて弾く曲で合わせに苦労していたのだが、本番がいちばん上手くいった気がする。それでますます、いい気分になる。
 「くまんばちの飛行」も今回初めてである。練習の時はかなり無茶苦茶なことになっていたのでちょっと不安だったが、本番はバッチリ合ってホッとした。
 そんな感じで調子よく進んでいたのだが、最後の「剣の舞」の中間部で、やったことのないミスをしてしまう。なんとか音は繋いだので大事にはならなかったが、あの曲はひるまずにガンガンいかないとダメだね。最後の右も左も6度で下降するところは成功したので、まあ良しということで。

 今回は、全部で10曲(無伴奏の1曲を含む)のコンサートだった。前日にリハーサルをしたのだが、本番は、リハよりピアノも弾きやすかったし、響きも良かったように思う。
 初めにあがっていると思ったのがウソのように、楽しく演奏できました。ソロは「楽しく演奏」という境地にはまだまだ至らないが、とにかく、次に向けて、ショパンの暗譜をがんばります。