Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

いまこそ!

2009-01-06 23:50:09 | 時事問題
冷え込んだ景気に比べ、今年の冬は暖冬に推移しているというのも皮肉ですなぁ(^^;

巷では閉塞と混迷が続いています。

未曾有の大不況や混沌とする定額給付金至急の行方を聞くたびに、7年前の流行語が頭を過ります。

それは・・・「米百俵」の精神です。

戊辰戦争で敗れた長岡藩は7万4000石から2万4000石に減知され、実収にして6割を失って財政が窮乏し、藩士たちはその日の食にも苦慮する状態であった。このため窮状を見かねた長岡藩の支藩三根山藩から百俵の米が贈られることとなった。

藩士たちは、これで生活が少しでも楽になると喜んだが、藩の大参事小林虎三郎は、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校設立の費用(学校設備の費用とも)とすることを決定する。藩士たちはこの通達に驚き反発して虎三郎のもとへと押しかけ抗議するが、それに対し虎三郎は、

「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」

と諭し、自らの政策を押しきった。

この米百俵の売却金によって開校したのが「国漢学校」であった。また、この学校は士族によって建てられた学校であるが、一定の学力に達した庶民の入学も許可された。洋学局と医学局が設置され、洋学局が現在の長岡市立阪之上小学校と新潟県立長岡高等学校、医学局が長岡市内にある長岡赤十字病院とその付属の看護学校が後身となっている。

定額給付金は、つまり百俵の米である。食えばすぐになくなるほどに薄い12,000円だが、それを元手に雨風凌ぐ仮設集団住居を建造・調達するもよし、新たなエネルギー産業への舵を切り資金として開発援助や減税財源等々・・・例えば現在のガソリン車から電気自動車への切り替えを開発、購入等において優遇支援することにより新たな需要は拡大し景気は好転することとなるだろう。製品の国際的な競争力もアップするだろうし企業の収益が上がれば少なからず利益は労働者に還元され購買力も上がる。特に自動車や家については家具やオーディオ等の本体に関連して売上があがり、つまり景気刺激効果が大きいのだ。電気自動車購入で例えば自動車取得税や重量税を撤廃するだけでも、その効果は巡り巡って企業の売上増加による法人税アップとなり身銭を切った以上に大きく育った形での税収が見込めるのだ。

本当の意味での「米百俵」政策の決断をするべき時期にきているのではないかと強く感じる。勇気を以て定額給付金の案を速やかに廃し、未来に向けての建設的な活断を示して欲しいものである(^^)

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