家電量販店大手のビックカメラ(東京)は、同業のコジマ(宇都宮市)の株式の50%超を取得して買収する方針を固めた。両社が11日午前の取締役会でそれぞれ正式に決めた。
午後にも記者会見し発表する。両社の売上高合計は1兆円規模となり、エディオン(大阪市)を抜き家電量販店トップのヤマダ電機(群馬県高崎市)に次ぐ2位に浮上する。
ビックはコジマが6月にも実施する第三者割当増資を引き受ける方向だ。コジマはビックによる買収後も上場を維持し、店舗名も存続する方針。
都心部中心に展開する業界5位のビックと、郊外の店舗網が充実している6位のコジマが連携することで、販売力強化や経営の効率化を図る狙いがある。仕入れや商品開発でも幅広く協力する。
家電量販店は価格競争が激化し、生き残りが難しくなっている。地上デジタル放送への移行や家電エコポイント制度に伴う薄型テレビ特需の反動もあって市場は縮小しており、今後も再編の動きが加速しそうだ。
コジマは1955年の創業で、2011年3月期連結決算の売上高は4494億円。全国に約200店舗を持ち、低価格路線で成長したが、近年はヤマダ電機など同業大手に押されて経営は伸び悩み、大手との提携を模索していた。
ビックは群馬県高崎市を発祥の地とし、1978年に東京・池袋などでカメラと関連商品の販売会社としてスタート。2011年8月期の連結売上高は6121億円。大都市の主要駅前で40店舗近くを展開。10年にはソフマップを完全子会社にするなど業容拡大に積極的だ。
午後にも記者会見し発表する。両社の売上高合計は1兆円規模となり、エディオン(大阪市)を抜き家電量販店トップのヤマダ電機(群馬県高崎市)に次ぐ2位に浮上する。
ビックはコジマが6月にも実施する第三者割当増資を引き受ける方向だ。コジマはビックによる買収後も上場を維持し、店舗名も存続する方針。
都心部中心に展開する業界5位のビックと、郊外の店舗網が充実している6位のコジマが連携することで、販売力強化や経営の効率化を図る狙いがある。仕入れや商品開発でも幅広く協力する。
家電量販店は価格競争が激化し、生き残りが難しくなっている。地上デジタル放送への移行や家電エコポイント制度に伴う薄型テレビ特需の反動もあって市場は縮小しており、今後も再編の動きが加速しそうだ。
コジマは1955年の創業で、2011年3月期連結決算の売上高は4494億円。全国に約200店舗を持ち、低価格路線で成長したが、近年はヤマダ電機など同業大手に押されて経営は伸び悩み、大手との提携を模索していた。
ビックは群馬県高崎市を発祥の地とし、1978年に東京・池袋などでカメラと関連商品の販売会社としてスタート。2011年8月期の連結売上高は6121億円。大都市の主要駅前で40店舗近くを展開。10年にはソフマップを完全子会社にするなど業容拡大に積極的だ。
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