臨時国会13日召集へ

　政府、民主党は６日、野田佳彦首相（５４）の所信表明演説と各党代表質問を行う臨時国会を１３日に召集、１６日に閉会する日程を野党側に提示した。自民、公明両党は１３日召集には応じる考えを伝えた。ただ、４日間の会期を長くして衆参両院予算委員会を開催すべきだと要求し、結論を持ち越した。７日の与野党国対委員長会談で再度協議する。

　首相や輿石東幹事長、平野博文国対委員長ら政府、民主党幹部は６日、臨時国会日程をめぐり官邸で協議。１３日に召集して首相の所信表明演説を実施した上で、１４日から１６日を衆参両院本会議での各党代表質問に充てる方針を確認した。

　これを受け平野氏は、自民党の逢沢一郎国対委員長と会談し、２０１１年度第３次補正予算案の国会提出に合わせて１０月に臨時国会を再び召集する意向を示し理解を求めた。逢沢氏は２６日から衆参両院予算委も開くよう主張して譲らなかった。公明党も予算委開催を要求した。

　政府、与党内では東日本大震災の復興財源などについて閣僚の意見を十分調整したいとして、首相が出席を予定する今月下旬の国連総会前後の予算委開催には否定的な意見が強い。