Vic's Weblog


FIAT 500
ラジオを聴く
通信型受信機を愛でる
ヘッドホン・オーディオ

ESD ( 静電気放電 ) 対策その2

2011年03月05日 03時30分00秒 | その他のラヂオ・受信機
以前の記事 SONY ICF-2001D ESD 対策 ... の続編です。

ICF-2001D の回路図を調べると ESD ( 静電気放電 ) 対策として MC931 という 高速スイッチング・ダイオードが2個 ( 1 個の中に 2 個入っているので実際には 4 個 ) 使われています。

それでも ICF-2001D では RF 回路に使われている 2SK152 が静電気によって壊れている個体が多いとか。
なぜ?

以前も書きましたが専門誌を読むと、
「 静電気サージには、ガス入り放電管やツェナー・ダイオードが有効、しかし急峻な立ち上がりのサージには十分には応答できない。」
と書いてあるので MC931 では全ての ESD に対応できないか?または、
この ダイオード MC931 が壊れている事も考えられます。稀でしょうけど。

それよりも私が最近気付いたのは、ロッド・アンテナからの信号には ESD 対策が行われていますが、外部アンテナ入力からの回路ではこのダイオードが ESD 対策として機能しない ( 外部アンテナを接続すると切り離される ) という点です。
外部アンテナ入力から 2SK152 は、ほぼ直結です。
外部アンテナ入力に屋外アンテナを繋いだとして、屋外アンテナが帯電すると FET を壊す可能性があると考えました。
( 素人なので間違いがあれば御指摘を!)

同時期に生産された SONY 製ラジオ ICF-7600D の回路図を見ると、ロッド・アンテナと外部アンテナ入力の両方に ESD 対策が機能するようになっています。
また ICF-7600D にも RF 回路に 2SK152 が使われています。
なぜ ICF-2001D の、しかも外部アンテナ入力回路だけに ESD 対策が施されていないのか不思議です。

1つの可能性として ( 仮定 );
当時 ICF-2001D のオプション・アンテナに AN-1 というプリアンプ付きの外付けアンテナがありました。
このアンテナ ( アンプ ) に ESD 対策が施してあると仮定すると ICF-2001D 自体の外付アンテナ入力には ESD 対策は不要なのかもしれません。
が ... しかし当時のカタログを見るとの別のオプション・アンテナに 逆 L 型アンテナ AN-60 があるので、この仮説の説得力は失せます。


ICF-2001D に限らず、古い RF 増幅付き高感度ラジオの ESD 対策として高速スイッチング・ダイオードが使えるのではないかと、
↓ 1S2076A というダイオードを買いました。このダイオードのキャパシタンスは 3 pF です。


1N4148 を探したのですが見つかなくて同等品 1S2076A を買いました。
1N4148 の同等品には 1S1588, 1N914 や今回購入した 1S2076A があります。
ちなみに ICF-7600D の ESD 対策には 1SS119 が使われています。

☆☆☆☆☆ //_/__/___/____/_____/______/_______/________/__________/

下の画像は ICF-2001D や ICF-7600D 初段の RF 回路に使われている ( 静電気に弱い ) SONY 製の FET, 2SK152 です。
本当に壊れ易いのか?壊れた事がないので何とも言えませんが、古いディスコン FET だけに手元にあると安心です。


← クリック可

この FET は静電気に弱いので銀紙に包んで保存しています。





コイン型「 ゴールド・キャパシタ 」

2011年03月04日 18時30分52秒 | その他のラヂオ・受信機
「 コイン型ゴールド・キャパシタ 」を買ってきました。

正式名称は「 電気二重層コンデンサ 」、他社製では「 スーパー・キャパシタ 」という商品名もあるようです。

画像左の大きい方の容量は 1 F / 5.5 V と言いますから、1,000,000 ( 百万 ) μF になります。
小さい右の方は 0.1 F / 5.5 V, これでも 100,000 ( 十万 ) μF です。

最近、電子工作で DC 電源のリップルを減らすのに使った電解コンデンサの容量が 2,200 μF でした。
その電解コンデンサーの容量と比較すると、小さいのに凄く大きな容量です。
これくらいになると超小型バッテリーと呼んでもいいような気がします。

電池交換時の一時的なメモリー・バック・アップの電源に使おうと思っています。
小さい方の 0.1 F で十分だと思われます。
これは昨年購入した KIWA 電子の改造キット の方法と同じです。

モンゴルの声

2011年03月03日 03時03分03秒 | BCL受信ログ
「 モンゴルの声 」の送信施設です。
↓ かなり広々とした施設です。

107 10.59E, 47 47.97N

昨日のウランバートルの
最高気温;氷点下12度、
最低気温;氷点下29度、
想像できない寒さです。

拡大すると「 ゲル 」のような家も見えます。

遠くに見えるアンテナ施設 ↓ アンテナ以外に何も見えない広さです。


送信所のすぐ近く、モンゴル大平原を走る鉄道、まるで絵本のよう。


Data.....
Stn ; Voice of Mongolia.
Freq ; 12085kHz.
Language ; Japanese.
SINPO = 55444.
Time ; 18:25 JST
Date ; 01 Mar, 2011
Antenna ; 303WA-2.
Receiver ; SONY ICF-2001D.
Received in.... Chiba JAPAN.

Radio Symban.

2011年03月02日 21時38分48秒 | BCL受信ログ
Australia からの放送 Radio Symban が聴けました。
時々チェックしていますが、いつもキャリアが取れれば良い方です。
今夜は良好でした。
ID は取れませんでしたが哀愁のギリシャ音楽で、間違いはないでしょう。
でも少し自信無し。



33 22 30S, 151 13 34E

送信アンテナは画像の中心 ↑ 付近、灰色屋根の建物の右付近でしょうか?
鉄柱のようなものが見えますが、うーーん .. 少し自信がありません。

WRTH によると送信出力は 500 W です。

ちょうど良い機会なので3台の受信機で Dx 度を比較してみました。
了解度が高いのはどれ?

一番聴き易い順に R30A/SE-3 → ICF-2001D → IC-R75 でした。
( Filter はそれぞれ 5.8 kHz / 4.4 kHz / 3.3 kHz と、それぞれの受信機で一番聴き易い Filter を選んでから聴き比べました。)

同期検波を使うと音が浮いてきます。
Synchronous Detection は信号が弱い時にも効果大です。
( ICF-2001D は信号が弱いと LOCK しませんが、ギリギリ LOCK してくれました。)

Data.....
Stn ; Radio Symban.
Freq ; 2368.47 kHz ( IC-R75 で計測 )
Language ; Greek ?
SINPO = 35333.
Time ; 21:20 - 21:35 JST.
Date ; 02 Feb, 2011.
Antenna ; ΔLOOP7.
Receiver ; R30A/SE-3, ICF-2001D, IC-R75.
Received in.... Chiba JAPAN.

あっと言う間に落ちて行きました。
うん? 21:40 まだ音楽が聴けます ... でも弱いです。
まだ聴きたいけど眠いので、おやすみなさい。

3290kHz Radio Central, PNG.

2011年03月01日 05時55分55秒 | BCL受信ログ
今朝 Papua New Guinea の 3290kHz Radio Central が良好でした。

Radio Central は Papua New Guinea の首都 Port Moresby のすぐ北にあります。


立派な送信施設の画像は ↓ これです。右上に鉄塔が見えます。

09 25 47S, 147 11 03E

Data.....
Stn ; Radio Central, Papua New Guinea.
Freq ; 3290kHz.
Language ; English ( NBC ).
SINPO = 35433.
Time ; 04:40 - 0530 JST.
Date ; 01 Mar, 2011
Antenna ; ΔLOOP7.
Receiver ; R30A.
Received in.... Chiba JAPAN.

※ 今朝 05:05 JST 頃、他の PNG 局は、
3275kHz R.Southern Highlands SINPO=45444,
3365kHz R.Milne Bay SINPO=45433,
3385kHz R.East New Britain SINPO=34333
が良好でした。