米アップルは20日にオンラインで開いたイベントで、タブレット端末「iPad Pro」の新モデルを5月後半に発売すると発表した。価格は799㌦(日本での価格は税込み9万4800円)から。同社が自社で設計開発したパソコン向けの半導体を搭載し、画像処理などの性能を高めた。
ProはiPadシリーズの最上位機種で、新モデルの発表は約1年ぶり。従来機種ではスマートフォン「iPhone」向けの半導体を改良した「A12Z」を搭載していた。2020年10月に発売した下位機種の「iPad Air」がより新しい世代の半導体「A14」を採用したことで、Proとの性能差が縮まっていた。
5月後半に発売するProの新モデルでは、アップルが自社で設計開発し20年からノートパソコン「MacBook」シリーズなどに搭載を始めた半導体「M1」をiPadシリーズに初めて搭載した。CPU(中央演算処理装置)の処理能力は従来モデルの1.5倍といい、大容量のファイルを扱う動画・音楽編集ソフトなどが動作しやすくなる。
画面サイズは11インチと12.9インチの2種類で、12.9インチモデルについてはバックライトに微細な発光ダイオード(LED)を敷き詰めた「ミニLED」と呼ぶ新技術を採用し、画質を高めた。携帯電話網に接続できる「セルラーモデル」については高速通信規格「5G」に対応させた。
新型iPad Proは4月30日からオンラインなどで予約注文を受け始め、5月後半に発売する。11インチモデルの価格は799ドルからと、従来モデルから据え置いた。日本での価格は9万4800円(税込み)からとなる。12.9インチモデルは1099ドルからで、日本では12万9800円から。
昔の Apple は Motorola などの自社専用半導体でしたね。
CPU Motorola 68040 とか懐かしい。
PowerBook の CPU を最新型に換装していたのを思い出します。