10 年以上前の記事の繰り返しになりますが 51S-1 の低周波出力には2つあって、4 Ω とリモート用 600 Ω、このリモート用の方が音が良いとも言われています。
通常スピーカーに繋いでいる 4 Ω の方は真空管 12AX7 / 6BF5 を使用し出力トランスはチョット見た目が普通!最終段の 6BF5 のヒータ電流は 1.2A と大きくて発熱は半端ないです。
↓ 600 Ω リモートの方は真空管に 12AX7 / 6AK6 を使用しトランスはシールドケースに入っています。最終段 6AK6 のヒータ電流は 0.15A なのでいかに 6BF5 の発熱が大きいか分かります。
↑ こちらの方が高級そうなトランスです。ただ 600 Ω なので 8 Ω へ TOKYO NOGUCHI トランスで再度変換します。
自作のスピーカーボックス後ろにトランスを背負わせています。
ということで先週東京へ出張ついでに完全自作の 51S-1 専用スピーカーを隠れ家へ持ち込みました。
追加;51S-1 の AF Gain のボリュームの中にマイナスネジで調整する機能があります。最初はボリュームを固定するネジかと思っていたんですが下の動画にあるように VU Metar の振れを調整できます。実際にこの手の通信型受信機なら高周波のメーターだけで十分だと思うのですが低周波出力の Meter 切り替えは何のためでしょう、リモート出力をモニターするため?今となれば癒されるからいいですが。
VU Meter Adjustment
そろそろ重い腰を上げて、先日米国から手に入れた新しいメーター・パネルに変えましょう。