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FIAT 独自の Dualogic 変速機の話 (最後に追加記事)

2018年12月06日 06時11分47秒 | FIAT 500

Fiat 独特の Dualogic のギアとは?

従来の Manual Gear のクラッチ操作とギア・チェンジを機械が行う機構です。

利点は、

1 トルク・コンバーターなどに比べて軽量化できる。

2 安価?にて従来のミッション・システムを利用できる。

3 比較的低燃費 ( 無駄がなくタイヤに動力が伝わる ) のハズ!

4 クラッチ・ペダルが無く操作が簡単!

欠点は、

1 Single Clutch なのでシフトのショックが比較的大きい。

2 クリープ現象がないので坂中発進で少し後退しそうになる。

( 5% 以上の勾配はヒル・ホールド・システムで自動的にブレーキが作動 )

3 ギアが5速しかない、7速くらいは欲しい!

欠点ではないけどギアに P ポジションがない!( Manual 車と同じ )

パドル・スイッチを使った Manual 走行は完全な Manual ではなく一定の回転数以下になると勝手にシフト・ダウンします。これはこれで良いんですが、機械に

「この回転数だったらちゃんとシフト・ダウンしなきゃだめじゃない!」

とオーバーライドされてる感 100% (汗"

逆に A/T Mode で走行中にパドル・シフト操作すると A/T のギアをオーバーライドできますがその内に Auto Mode に戻ります。

Manual Mode は峠や山道で有効だと思うんですが、街乗りとか高速では Manual 使う機会は個人的には今のところないです。高速の合流加速ではアクセル踏むと自動的に十分にシフト・ダウンしてくれます。

今回買った Fiat 4気筒、DOHC(最後に追加修正記事), 4 Valve, 1,368cc マルチエアーエンジンは多くの Fiat 車に搭載されてます。

P.S.

FIAT 子会社となるクライスラーの Renegade にもこの小さな 1.4 Liter エンジンが搭載されてます。

輸入車だけで Fiat 500 Abarth はもちろん Alfa Romeo MITO, FIAT 500X や 124 Spider の基本エンジンです。

設定やミッションに違いがある程度です。

ミッションと言えばやはり世界の趨勢は Dual Clutch でしょう!自宅に置いている VW POLO は 2014 年に買った車ですが、既に Dual Clutch の 7速 DSG 装備されててこれのギアのスムースな切り替えは特筆もので僅か 0.03秒でシフトアップしてきます。燃費も良く時代の差を感じます。

では Fiat は Dual Clutch の製品が無いかと言えばあります。

FIAT 500X には Abarth と同じエンジン・ブロックを使いながら 6速 Dual Clutch モデルと 9速のトルク・コンバーターの両モデルが用意されてます。

Abarth 124 Spider は 6 速のトルク・コンバーター仕様です。蛇足ですが、この Abarth 124 Spider モデルは広島のマツダの工場で造って世界に輸出されているんだそうです!そういう理由で Abarth 124 Spider は日本で買うのが一番安いんだとか!

MAZDA 品質の FIAT 車!

 Abarth 124 Spider

FIAT 500 / 595 Abarth にも Dual Clutch 付けて欲しい!

今回の Abarth の A/T ギアで良いと感じるのは下り坂やブレーキを踏んで減速中、自分の意志と同じ感覚でどんどんシフト・ダウンして心地よくエンジン・ブレーキが効く点です。

今日はここまで ... つづく

P.S.

このエンジンはカタログに DOHC と書いてありますが、多分 DOHC のカテゴリーには入らない Multi - Air System という FIAT 独特のバルブ構造になります。Overhead のカムは一本です。

詳細は後日改めて!

コメント
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