Vic's Weblog


FIAT 500
ラジオを聴く
通信型受信機を愛でる
ヘッドホン・オーディオ

PALSTAR R30cc 到着!

2011年09月03日 15時43分43秒 | PALSTAR R30 / SE-3

PALSTAR R30cc を仕入れました。

R30cc 生産中止になって何年でしょうか、外観は大変奇麗です。

では早速、開けてみましょう。

R30cccc とは Collins Mechanical Filter を 2 個装備という意味と思われます。

R30c は Collins Mechanical Filter を 1 個装備です。

シリーズの違いは以下です。

R30 : 6.0 kHz & 2.4 kHz Ceramic Filters.

R30c :6.0 kHz Ceramic Filter, 2.4 kHz  Collins Mechanical Filter.

R30cc :6.0 kHz & 2.4 kHz  Collins Mechanical Filters.

R30A : 5.8 kHz & 2.5 kHz Collins Mechanical Filters.

※ Ceramic Filter は muRata 村田製作所の部品のようです。

さて ↓ 6 - Pole BPF ( Band Pass Filters ) 群です。

 

使う事は無いであろう ↓ モビ 用の内蔵式電池入れ。

左の現行 R30A と比較すると ↓ 右の R30cc の方は小さいです。

↑ 上に乗せるとその大きさの違いが明らかです。

基盤などの中身 ( 回路 ) や性能はほぼ同じ、違いは大まかな Band Step だけかな?

R30A : 100 kHz Step.

R30cc : 500 kHz Step.

Fine Tuning 20 Hz ( 0.02 kHz ) Step は同じ。

それなら小さい方の R30cc が欲しい思い続けて約3年、やっと手に入れました。

周波数の精度を確認したら、偶然か?数 Hz 以内でした。温度や暖気運転で多少は変化するのであまり意味はありません。

※ 私にとって大切な事は 455 kHz IF Output 端子が付いている事です。

  一部の古い R30 には IF Output が付いていない モデル もあるようです。

  455 kHz IF Output が無いと SE-3 同期検波器につなぐことができません。

この メーター、液晶の表示 ... PALSTAR いい デザイン ですね~

音もいいです、R8B と互角か、個人的に R8B より R30cc / R30A の方が好みです。

( R30A 外付け専用 SP30 Speaker を使った時の比較、内臓 Speaker は玩具っぽいので比較対象外 )

Q ; 中身はほぼ同じなのに、R30cc と R30A は、なぜこんなに大きさが違うのか?

A ; PALSTAR 好きがお答えしましょう。

  旧 R30 / R30c / R30cc に使われていた周波数表示部の液晶 [ 8 セグメント ] を供給していた

  部品 メーカー が突然、予告もなしに供給 ( 生産 ) を中止した。

  そのため社長 ( 設計者 ) Paul Hrivnak 氏は R30 の液晶表示部を セグメント 方式から

  全く別の ドット・マトリックス 方式 ( キャラクタ・タイプ ) へ設計変更を余儀なくされ、

  新しい液晶部品を基準にケースの設計変更を行い、これを R30A として再販にこぎつけた。

  という経緯のようです。

ということで PALSTAR R30cc が私のラジオ収集癖の最後を飾る事になりました。

コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする