逝きし世の面影

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欧米の日本いじめを誘発した無茶苦茶な野田政権のオリンピック便乗商法

2012年08月07日 | 放射能と情報操作

『日本の姑息な便乗商法、怒りを買った震災瓦礫の地球規模の拡散』

『衆議院議員 細野豪志 事務所』の名前の7月27日Facebookのつぶやき
細野豪志原発事故担当大臣は、『ロンドンオリンピック日本選手団壮行会で宮城県石巻市と南三陸町の小中学生から選手達に、震災流木のがれきを材料に使った手作りのお守りが贈られました。
写真は同じく震災流木を使用したピンバッジです。』

『オリンピック人気に無理やり便乗した震災瓦礫広域処理』

7月22日にスカイツリーの足元のソラマチひろばで『みんなの力でがれき処理』のキャンペーンが政府、東京都、日本オリンピック委員会の共催で行われた。
多分今の東京で一番目立つ場所であるスカイツリーの下には震災瓦礫を模したオリンピックの五輪のロゴ入りピンバッジの超巨大なモニュメントが建立されスカイツリー見物に訪れた人々を威圧しているのです。
細野豪志は、自分のFacebookで『オリンピックに使われた瓦礫メダル』の件を、美談仕立てに紹介したが、意に反してコメント欄が罵詈雑言尽くしになり炎上中らしい。
この細野大臣がFacebookでつぶやいた震災瓦礫のピンバッチですが、宮城県の子供たちの作った震災復興を願ったものではなくて、環境省と公益財団法人日本オリンピック委員会の共同制作の『震災瓦礫の広域処理』の宣伝用である。
ロンドンオリンピックでは、便乗商法を徹底的に取り締まっている。
オリンピックや五輪マークを連想させるものはロンドン市内どころかイギリス国内全てが使用禁止で昔からの店名までが関連していれば使えない。オリンピック関連施設では寿司の醤油やワサビもオリンピックスポンサー企業の権利侵害を理由に使用禁止にする徹底ぶり。
そのロンドン五輪開会式会場で、露骨なオリンピック便乗商法を行ったのが空気が読めない我が日本国。
『日本のすべての人の力をひとつに  みんなの力でがれき処理』と銘打った震災瓦礫で政府や日本オリンピック委員会が作ったピンバッジ。
ご丁寧にも野田佳彦首相は、ロンドンオリンピック日本選手団518名全員に瓦礫の広域処理のピンバッジを渡して激励したというが、7月27日のロンドンオリンピック開会式からの日本選手団強制退場のハプニングが発生する。
こんなピンバッジを開会式場に持ち込んだ日本選手団の追放は、少し考えれば当然の処置だった。
今回オリンピック人気に便乗しようとした野田佳彦首相や細野大臣の深謀遠慮が、外国にまで不必要な『風評被害』を拡散してしまった模様である。
8月4日の政府が行った世論調査では88%が震災瓦礫の広域処理に賛成していると発表しています。
これではイギリスならずとも、こんな無茶苦茶な無法を働く大嘘つき連中が大量に開会式に入ることは不愉快ですよ。
日本政府自らが『風評被害』をわざと引き起こしているのです。
それにしても、民放は悪質ですね。
日本選手団が開会式場から排除されたハプニングの事実を、事前に良く知っていたのですよ。
日本選手団の笑顔を放映していた画面が、何の予告もなしに突然後続のヨルダン選手団に切り替えている。(事前に強制退場を知っていたなら、ハプニングでも何かのミスでも無いことになる)
日本人視聴者にはロンドンオリンピックでの日本いじめが絶対に分からないように、巧妙に映像を加工しているのですよ。
NHKはコマーシャルがないので日本選手団の入場から強制退場まで、一部始終を丸々放映したのですが、強制退場場面をわざと放送しなかった民放と同じで、誰も気がつかなかったらしいのですから何とも情けない話ですね。
目の前で起きている現実を、正しく見ることが出来た人はほとんど居なかった。自分の先入観や常識から自由な人は極少数の例外だったのです。

『北京五輪の時の聖火争奪戦と、ロンドン五輪聖火点火式での選手団旗(日の丸)争奪戦』

4年前の北京オリンピックでは開会式や競技が始まる遥か前にチベットフリーなどの標語を叫びながら道路に飛び出して、聖火ランナーから聖火を奪い取る珍レース(政治的パフォーマンス)が欧米諸国では沢山演じられマスコミの話題を独占した。
聖火を奪われまいと抵抗するランナーと、意地でも奪おうとするチベットフリーの活動家との滑稽なハプニングが否が応でも北京オリンピックの前景気を盛り上げていたのである。
五輪の余興として、世界各地の沿道での聖火争奪戦はメダルを争う北京オリンピックの本番の試合よりも面白かったとの説もある位である。
この様な場合に、双方が真面目にガチンコの真剣勝負を行うから盛り上がり、見ている方も楽しくなる。
今回のロンドン五輪のバトミントンでは無気力試合で世界ランキング1位の中国など4チームが決勝戦から追放されているが、確かにあれでは高いプラチナチケットを苦労して手にいれて試合を楽しみにしていた観客への裏切りであり、故意の八百長(出来レース)を行った選手の追放は致し方ない。
ところがロンドン五輪の開会式で起きた珍事中の珍事、日の丸の争奪戦は少しも盛り上がらない双方馴れ合いの八百長である。
真剣さに欠ける不真面目な出来レースだったので、面白くもなんともない。
日本は開会式場から全員追放されて仕舞った。
旗手の吉田沙保里選手は納得がいかず不満そうだったが、団体旗(日の丸)を手放している。
日本選手団の旗手の大役を務めたのは女子レスリングのチャンピオンなのですから幾ら予期せぬハプニングとはいえ、格闘技の専門家が少しも抵抗せずむざむざロンドンオリンピック役員に自分が掲げる日の丸を簡単に奪われるとは情けない。
4年前の中国の聖火ランナーを真似て、日本の旗を奪いに来る珍ゲームに対して日本も命懸けで真面目に抵抗して欲しかったが、『掟破り』の瓦礫で出来た五輪メダル持ち込みのハンディからかインドのガンジー並みの無抵抗主義。
聖火争奪戦で頑張った中国とは大違いで、日本は一方的なやられ放題の無抵抗だったので、折角の試合前の面白い余興だった『日の丸争奪戦』がさっぱり盛り上がらないのは無理もない。

『NHK映像と共同通信報道から見えてくる日本選手団強制退場の舞台裏の闇』

基本的に『嘘つき』とは真実を喋らない人のことではなくて、真実と真実の間に巧妙に真っ赤な嘘を混ぜて人々騙す人のことである。
ですから大嘘つきの詐欺師の発言でも、実はほとんど大部分が真実なのですよ。だから大勢の人々を騙すことが可能なのです。
今回の腹立たしい開会式のハイライト、終盤のクライマックスの聖火への点火式からの日本選手団全員追放のハプニングですが、共同通信は『誘導の不手際』と説明している。
選手団の橋本聖子副団長は『日本の選手が手違いで全員外に出されてしまった。組織委から謝罪があった』とも言っている。
またロンドン大会組織委員会は・・行進後にそのまま選手村に帰るルートを用意していた・・・『40人が参加した日本選手は多数が帰る予定だった』と言っている。
大会当局の理不尽な日本選手団だけの差別に対して怒りのあまり『全部が真っ赤な嘘だ』と反発するから真実が見えなくなるが、『殆どが真実である』と思い直してもう一度日本選手団強制退場のNHK映像を点検すれば新しい発見が生まれてくる。
そもそも今回のロンドンオリンピックでは如何なる便乗商法も御法度だった。
ロンドン大会組織委員会は、寿司には絶対付きものである醤油やワサビさえ禁止するほど例外を設けず厳重に取り締まっていたのである。
その厳戒中の真っ只中に、日本の環境省と日本オリンピック委員会が五輪マークの瓦礫ピンバッチを持ち込んだのである。

『レッドカードで一発退場処分』飛んで火にいる夏の虫的な愚行

空気が読めない日本政府の悪乗り便乗商法(がれきの広域処理)の明らかな『掟破り』を行った日本選手団に対しては、オリンピック組織委員会として大目にみるわけには行かずレッドカードで一発退場処分にする。
この場合の日本選手全員のレッドカードは、何とも致し方ない当然な判断だったのだろう。
組織委員会から事前に日本の便乗商法の悪質さを指摘され、五輪ロゴ入り瓦礫メダルを所持したままでの日本選手団の『開会式への同席』を断られた。
日本選手団役員は、二者択一の厳しい判断を迫られる。
瓦礫メダルを持たせた野田佳彦や細野豪志の日本政府に最後まで忠誠を尽くして自主退場するか。
それとも、開会式に残留するためにロンドン大会組織委員会の居丈高な便乗商法禁止の決定に従い、日本政府作成の五輪ロゴ入り瓦礫メダルを破棄して謝罪するか。
組織委員会に対して、露骨すぎる悪質なオリンピック便乗商法を謝罪すれば残留出来る可能性が高いが、それでは日本政府の面子が丸つぶれになる。
選手団はスポーツ予算の配分などの権限がある政府には絶対に逆らえない。
強制退場を覚悟した日本選手団の役員は、競技日程の関係で早く選手村に帰りたい選手だけを選抜して、異例中の異例の40人程度の少人数の選手団を編成してオリンピック開会式に臨む。
ところが何かの手違い(誘導ミス)から日本選手団の旗手から日の丸を取り上げる不手際が発生し、大会係員のインド系イギリス人青年が団体旗の日の丸を持って聖火台の下の国旗掲揚台に向かう、何とも絵にならないハプニングが起きてしまったのであろう。
組織委員会は失敗が起きないように念入りに何回も開会式のリハーサルを繰り返して頑張ったのだが、いくらなんでも日本選手団強制退場のシナリオだけは人前で練習する訳には行かない。
組織委員会は仕方なく目くらましの赤いニシン(Red herring)ならぬ赤い服のインド人まで準備万端抜かりなく、周到に準備して一発勝負のぶっつけ本番を行ったのだが、矢張り危惧していた通りに旗手まで強制追放する小さなミスが出てしまったのである。

(注、1)英語の赤いニシン(Red herring レッドへリング)とは本来は燻製ニシンの意味であるが猟犬の訓練用に使われたことから、『間違いに誘導する偽の手がかり』とか『本当の意図、意味を隠すための嘘』といった別の意味で使われている。

(注、2)カナダのバンクーバー在住の『木霊の宿る町』さんから TB頂いた2012.07.21 Saturday『ロンドンオリンピック開会式 テレビ中継で日本紹介されず』の記事には貴重な(クソ忌々しい)情報が書かれています。
ロンドンからの中継放送で日本の民放が日本選手団の笑顔の画面から、突然後続のヨルダン選手団に切り替えている事実から、メディア側が事前に日本選手団の強制退場を知っていたと判断したのですが、何と驚くことに、カナダのスポーツ番組・TSNの中継放送でも矢張り強制退場場面が無かったのである。
カナダTSNの生放送ではジャマイカ(Jamaica)からヨルダン(Jordan)に飛んでいて、間にあるはずのジャパン(Japan)は、退場場面どころか日本選手団自体が全く映っていない。
それなら、知っていたのは日本のメディアだけではなくて全世界規模で知っていたとの、日本人にとってはとんでもない腹立たしい結論になる。
世界中で知らされていないのは善良な一般の日本人市民だけとは情けないが、前代未聞のロンドン五輪開会式からの日本選手団強制退場は3・11以後の大手マスメディアによる原発事故報道とそっくり同じ構図であり珍しくも何ともない。
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フムフム (しばねこ )
2012-08-09 00:06:36
なるほどそういぅことだったんですね〜
主さんは頭脳明晰で素晴らしい洞察力ですね
尊敬いたします まあ某国とは違い激発せずノラリクラリの舵取りで、角をたたむ。和の民族の特徴ですね。ある意味日本は世すぎの天才かもです
オリンピックと、震災がれきの広域処理のコラボレーション (宗純)
2012-08-09 14:36:54
しばねこさん、はじめまして。コメント有り難うございます。

日本人ですが、いちご大福とかたらこスパゲッティとかの異品種の絶品のコラボレーションが得意なのですが、
今回の野田佳彦とか細野豪志の行った、無茶苦茶なオリンピックと瓦礫の広域処理をごちゃまぜにする異種闘技的な無関係すぎるコラボレーションは誰が考えても無理筋です。
趣味が悪すぎる。
これでは日本選手団がレッドカードで一発退場させらても、致し方ない成り行きです。
最初この話を聞いた時は、あまりにイギリスのオリンピックの運営が『ありえない』差別(日本いじめ)に見えたのですが、よく調べると、強制退場を日本側の選手団役員は事前に良く知っていたらしいのです。
日本のマスコミもよく知っていた。
何と、『木霊の宿る町』さんのブログ記事によると外国のマスコミも事前に日本選手団のレッドカードでの一発退場を知っていた。
ここまで一般の日本人が心底舐められた馬鹿馬鹿し過ぎるひどい話だと、もはやアホ臭さに真面目に怒る気力が萎えますね。
これではもう、笑うしかありません。
Unknown (abmaga)
2012-09-14 08:51:11
宗さん、はじめまして。日本政府の知能レベルにも唖然としますが、情報統制もここまで来ているのかと恐怖です。事前に知っていても報道しないマスコミ人や拒否しない選手たち一人ひとりにも暗澹たる思いです。FBで拡散させてください。
世界規模で事前に全員が知っていた日本国の恥 (宗純)
2012-09-15 15:04:11
abmagaさん、はじめまして。コメント有り難うございます。

ここまで現在の日本のマスコミの状態が酷すぎるとは驚きなのですが、11年前の9・11事件や1年半前の3・11の報道を知っている者にとっては、不思議でも何でもない。
何時ものありふれた話なのです。
『いつものこと』と何となく納得してしまう自分自身に対して、ため息が出るというか、がっくりしますね。
何とも情けない悲惨すぎる話です。

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