晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『陽はまた昇る』 勝負の年が始まった。

2013-01-01 14:08:15 | 世界に置ける日本
年が明けた。



どんなに寒い夜でも。

どんなに辛い夜でも。

どんなに寂しい夜でも。

どんなに哀しい夜でも。

夜は、明ける。

必ず、夜は明けて、朝陽は昇る。



日本の社会と国民自体の、生き残りをかけた、新しい年が始まった。


     




昨夜の大晦日は、欧州では観劇で過ごす人々が多い。

ここパリでも、見逃すには忍びないオペラやバレー、舞踏の公演が、各劇場で繰り広げられた。

新年を迎える夜、人間の肉体を全部使って現わす「生への喜び」の表現を堪能して、精神の衣替えを待つのだ。


◇リヨンのオペラ座では、リヨン・オペラ座舞踏団による「シンデレラ」が公演された。

1985年、リヨン・オペラ座バレー団の「マニー・マラン」の振り付けの再演であった。


     




◇パリ新オペラ座「オペラ・バスティーユ」では「ドン・キホーテ」

ルドルフ・ヌレエフの振り付け、ミンクス管弦楽団、リュドミラ・パッリエーロとカール・パケット主演。


     


     




◇パリ「パレ・デ・コングレ劇場」では、アントニオ・ガデス一座に夜「カルメン」のフラメンコ公演。


     




◇「シャンゼリゼ劇場」では、サラ・バラス一座による「ラ・ペーパ」。

二百年祭を迎えた「スペイン憲法」の」精神に触発された舞踏劇。


     


     




◇「パリ市立劇場」では、アクラム・カーンのリサイタル「デッシュ」。

在ロンドンの、バングラデシュ人舞踏家アクラム・カーンは、インド古典劇『カサック』を現代的アレンジで好演。


     


     




◇「パリ・オペラ座(オペラ・ガルニエ)」では、ウイリアム・フォーサイスのバレー三部作「ワウンド・ワーク1」「イン・ザ・ミドル サムホワット・エレヴェイテッド」「パス/パーツ」を一挙に。


     


     




◇「ラ・ヴィレット大ホール」で「ヴンデルカンメル」。

オーストリアのサーカス団シルカ一座によるアクロバット体技。


     


     




◇「ロン・ポワン・デ・シャン・ゼリゼ劇場」は「オーレリアン・ボリーとフィル・ソルタノフによる「プランB」の上演。

演出家オーレリアン・ボリーの2003年作品は彼の代表作品となった。


     


     


人間の肉体は、美しい。

その、肉体の美しさの極限の追求の表現が、バレーである。


官僚達よ!
政治家達よ!
経団連の老害どもよ!

自分達だけの、飽くなき金銭欲を満たす為に、他人の肉体を、地球上の人間達の、この美しき肉体を「放射線」に晒して、良いと思うのか。






観劇が終わると、自宅へ帰って年越しの晩餐も良し、表に繰り出して新年のカウント・ダウンもまた良し。



     
     雨の中で新年を迎えたパリの人々



そして、世界各地で新年を祝った。



     
     ピョン・ヤン



     
     シドニー



     
     香港



     
     北京



     
     ドヴァイ



     
     ベルリン



     
     ロンドン



     
     ニュー・ヨーク



     
     リオ



例外も有った。


インドでは、女子学生への集団暴行事件による全国的「追悼」の雰囲気により、新年を迎える派手なイヴェンとは、一切行われなかった。


     
     ニュー・デリー



騒いでいても。

黙っていても。

泣いていても、笑っていても。

闘っていても、愛し合っていても。

時間はその歩みを止めない。



夜が過ぎ行く先には、夜明けがやって来る。



     
     湖にも。


     
     山の頂きにも。


     
     木立の間からも。


     
     国境も峯にも。


     
     渚にも。


     
     砂漠にも。



そして。

夜明けは、パリにも訪れた。



     



「今年こそ」

人々は、毎年新年になると心に思う。

今年こそ。


思うのは容易い。

思うのは自由だ。


何を思おうが。




新年にかけて、思いを新たに、再び日常が繰り返される。


年頭にあたって思って事が、これから365日かけて実行されるかどうか、「時」のみぞ知る。






皆様、明けまして、お目出度うございます。

今年も、どうかよろしく、お願い申し上げます。





コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 毎年の様に「最低の一年」を... | トップ | 「手抜き除染」横行 回収し... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明けましておめでとうございます。(torl_001) (torl_001)
2013-01-02 00:27:21

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いします。


前の年の日本国内の政治は、何となく前進が見られない年でした。

衆院は民主党から自民党へ大幅な政権移行となりましたが、参院では従来のままで「ねじれている状態」にあります。

自民党は安定与党として参院選でも勝利を狙っている状態です。

最近、第三政党が、雨後のタケノコのごとく、数多く出てきましたが、今回の選挙では「準備不足」と言う状態に見えました。

第三政党から、第二政党になるのは、「大変な努力」と「そのアピール」が必要だと思います。

現状は正月と言う事で、与党以外は「休んでいるのか?」、「メディアでも、ほとんど見られなくなりました」。

彼ら野党議員は、「これが致命傷になる」と言う認識が足りないと思います。

テレビや新聞などのメディアに出てこなくなれば、それだけ「人々の記憶から消え去って行く」のである。

但し、「福島みずほ」氏のように「二人政党」のような状態でも、存在している事を認識出来る議員は、まだ「ラッキー」と言えるでしょう。



ここ最近、個人的なブログでは「原発関連」に集中して投稿していました。

しかし、それだけ個人的には問題だと認識していたからであり、今後も「再稼働し始めた場合」、再び福島のような状況が発生する可能性が高い、と言う事が言えます。

巨大地震や、それよりも大きい超巨大地震は「10年に一回」日本の何処かで発生しているのです。

そこに原発があり、電源喪失や、原子炉が傾き原子炉が冷却出来なくなったら、又その原発周辺は「福島のようになってしまうのです」。

これ以上、このような状態は作ってはならないと言う事です。


今後もこのテーマについては投稿し続けざろうえません。



又、当然、近隣諸国の諸問題についても、投稿して行こうと思います。



それでは、そろそろ、自分のサイトに、戻らせていただきす。
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/



パリさんの御健康と御多幸をお祈りしております。






明けまして、おめでとうございます (Himbeere)
2013-01-02 00:43:05
止まない雨はない、明けない夜はない・・・、この言葉を信じ、わが祖国の幸せを思い、今年も戦うのみです。

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
パリさまのご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
新年おめでとうございます。 (楽々人)
2013-01-03 10:05:50
いつも、素晴らしい写真をアップしていただき、感謝しております。

今年は、今迄以上に、子や孫達の将来を決めるのに、現在のゆがんだ社会を真面にする為に行動出来るラストチャンス?の年になるような気がします。

あらゆる面でのツケを残さないことを元旦に誓う。

パリ殿のキレと冴えわたるコメントを楽しみに・・・。

コメントを投稿

世界に置ける日本」カテゴリの最新記事