チューリップ
大分前の話ですが、あるサイトで「わたしに合う一眼レフカメラってどんなものですか?」という質問をしました。
何人かの人が答えてくれたのですが、最初に返事をくれた人は、具体的な機種名は挙げずに、「あなたの写真は画角は何mmだからそれに合うレンズがいい。写真のファイルにも色々な情報が載っているので、それに合うカメラを探せばいい」という答えでした。
私としては明確に「○○社製の△△」と機種を指定してくれるような答えを求めていたので、そういう返事を書いてくれた答えがとても有り難いと思いました。
でも今そのときのQ&Aを読み返してみると、もちろん具体的なメーカーやレンズの型番を紹介していただいた答えも有り難いのですが、そのように具体例は出さずにカメラ・レンズの選び方を教えてくれた最初の答えも、じつに的確にこちらのニーズに答えてくれていたものだと分かります。
私自身が自分で考えてカメラやレンズを選ぶには、具体的な機種名だけでなく、選ぶ際の基準だけを示してくれて後は自分で選ぶように促してくれる答えというのも実はとても有り難いものだと思います。
私(たち)が人に質問するときは、大抵の場合明確で具体的で分かりやすい答えを望みます。それは、私(たち)が欲しているのは、自分で問題を解決するよりも、相手に具体的な答えを教えてもらうことでこちらが安心したいだけから。要するに、自分がしがみつけるようなガイドラインが欲しいだけなんですね。そのときは、自分自身で考えるという態度は置き去りにしています。
言うは易し行うは難しですが、自分で考えるようになりたいものです。
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