クロアチア生まれの絵本作家ドゥブラフカ・コラノヴィッチによる『はる・なつ・あき・ふゆ』を読みました。
彼女は1973年生まれ。クロアチア紛争(1991-5)の時にはすでに20歳を超えています。
この人は一度アメリカの大学で美術を学んだ後、またクロアチアの大学で絵画を専攻されたようです。そういう人って多いのかな。東欧からアメリカに移住する人は多いのかもしれないけど、そこからまた母国に還るという例は。
主人公の女の子アンナは、おじいさんとおばあさんの住んでいる家によく遊びに行きます。彼女はその家の近くの森に、おじいさんやおばあさんと遊びに出かけます。そこには、季節ごとに様々な世界が広がっています。
森は静かな時間が流れています。この森の絵も、見る者の慌てる心を、じっととらえて離しません。
森には植物や空気が広がっています。この森の絵も、とても奥行きがあります。色です。色が奥行きを作り出しています。この色を見ていると、自分も広い世界の中にいるような気分にさせられます。
色の素晴らしさが、紙ではない世界を読者に体験させてくれるのです。
彼女は1973年生まれ。クロアチア紛争(1991-5)の時にはすでに20歳を超えています。
この人は一度アメリカの大学で美術を学んだ後、またクロアチアの大学で絵画を専攻されたようです。そういう人って多いのかな。東欧からアメリカに移住する人は多いのかもしれないけど、そこからまた母国に還るという例は。
主人公の女の子アンナは、おじいさんとおばあさんの住んでいる家によく遊びに行きます。彼女はその家の近くの森に、おじいさんやおばあさんと遊びに出かけます。そこには、季節ごとに様々な世界が広がっています。
森は静かな時間が流れています。この森の絵も、見る者の慌てる心を、じっととらえて離しません。
森には植物や空気が広がっています。この森の絵も、とても奥行きがあります。色です。色が奥行きを作り出しています。この色を見ていると、自分も広い世界の中にいるような気分にさせられます。
色の素晴らしさが、紙ではない世界を読者に体験させてくれるのです。
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