『竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本 』という本をしてみました。著者の竹岡広信さんは、『ドラゴン桜』の教師のモデルにもなったそうです。
私は英語のアウトプットに自信がなかったので、今回鍛えるべくやってみました。去年の夏から始めて、二回通してしてみました。一年かかったわけです。
この本の特色は、模範解答をできるだけ平易な英語を使って作っていること。難関大学の英作文の問題も扱っていますが、単語はおそらく中学生でもわかるようなものを使っています。
著者の竹岡さんは、ネイティブでなければ書けないような英語を学ぶのではなく、知っている単語を使って言いたいことの50%でも表現できるような、そういうトレーニングを与えることをこの本で目指したそうです。
簡単な英語を使って作文するというのは、日本語を英語に翻訳する際に、できるだけ英語の論理に置きなおすということを意味します。日本語の問題文につられて、そのまま当て嵌まるような英単語を探すのではなく、知っている簡単な英単語でも実は日本語で考えていることを英語で表現できるということを学ぶわけです。
だから、使われている単語自体は簡単でも、英語の発想を学ぶという点ではとても有益な本なのではと思います。
例えば、「一つ一つの文化財は、それを維持するために尽くしてきた数多くの人たちの多年の努力の結晶である」という文章を英語にしようとすると、「AはBである
」という文章の構造になっているので、私たちは A is B という文章で英作しようとします。この文章で言えば、「文化財+is+結晶」という文を作ろうとします。
しかしそのような発想は竹岡さんによれば英語の論理とは違うとのこと。彼の模範解答によれば、例えば
we should not forget that a lot of people who have been maiking great efforts to preserve many traditional buildings around us for a long time
という形がより英語の発想から見て適しているとのことです。
これは一例で、英語の形としてより適切な表現を作るための情報が、この本にはぎっしり詰まっています。あまりにも情報が多すぎて、真面目な受験生が一からこの本を読もうとすると途中で倒れてしまうのではないかと思います。それとも、若さでこの本を全部吸収してしまうのだろうか?
私は二回通して問題を解いてみましたが、それでも模範解答以外の情報にはあまり目を通しませんでした。受験生が書いてしまいがちな誤答の例も問題文ごとに書かれているのですが、そこまでも読んでいられませんでした。
この本がどれぐらい私の身につき、またどれくらい役に立つのかはまだ分かりません。とりあえず通してやってみて、それでもまた見直してみないと身につかないのではないかと思うぐらい、情報が詰まっているのです。
ただ、竹岡さんの意図とは違うのでしょうが、私自身は、この本は、細かな情報で止まらずに、模範解答をどんどん読んで、自分なりに英語になれるというようにすればいいのではないかと思います。
受験生であれば「間違い」に気をつけなければなりませんが、私たちの多くはすでにそれから解放されているわけですから、「間違い」を気にせずに、自分で英文を作ってみて、竹岡さんの模範解答を見て、自分の知識・感覚にフィットする回答を自分なりに作っていって、またそれを英語を使う場面で使ってみるというようにすればいいのではないかと思います。
私は英語のアウトプットに自信がなかったので、今回鍛えるべくやってみました。去年の夏から始めて、二回通してしてみました。一年かかったわけです。
この本の特色は、模範解答をできるだけ平易な英語を使って作っていること。難関大学の英作文の問題も扱っていますが、単語はおそらく中学生でもわかるようなものを使っています。
著者の竹岡さんは、ネイティブでなければ書けないような英語を学ぶのではなく、知っている単語を使って言いたいことの50%でも表現できるような、そういうトレーニングを与えることをこの本で目指したそうです。
簡単な英語を使って作文するというのは、日本語を英語に翻訳する際に、できるだけ英語の論理に置きなおすということを意味します。日本語の問題文につられて、そのまま当て嵌まるような英単語を探すのではなく、知っている簡単な英単語でも実は日本語で考えていることを英語で表現できるということを学ぶわけです。
だから、使われている単語自体は簡単でも、英語の発想を学ぶという点ではとても有益な本なのではと思います。
例えば、「一つ一つの文化財は、それを維持するために尽くしてきた数多くの人たちの多年の努力の結晶である」という文章を英語にしようとすると、「AはBである
」という文章の構造になっているので、私たちは A is B という文章で英作しようとします。この文章で言えば、「文化財+is+結晶」という文を作ろうとします。
しかしそのような発想は竹岡さんによれば英語の論理とは違うとのこと。彼の模範解答によれば、例えば
we should not forget that a lot of people who have been maiking great efforts to preserve many traditional buildings around us for a long time
という形がより英語の発想から見て適しているとのことです。
これは一例で、英語の形としてより適切な表現を作るための情報が、この本にはぎっしり詰まっています。あまりにも情報が多すぎて、真面目な受験生が一からこの本を読もうとすると途中で倒れてしまうのではないかと思います。それとも、若さでこの本を全部吸収してしまうのだろうか?
私は二回通して問題を解いてみましたが、それでも模範解答以外の情報にはあまり目を通しませんでした。受験生が書いてしまいがちな誤答の例も問題文ごとに書かれているのですが、そこまでも読んでいられませんでした。
この本がどれぐらい私の身につき、またどれくらい役に立つのかはまだ分かりません。とりあえず通してやってみて、それでもまた見直してみないと身につかないのではないかと思うぐらい、情報が詰まっているのです。
ただ、竹岡さんの意図とは違うのでしょうが、私自身は、この本は、細かな情報で止まらずに、模範解答をどんどん読んで、自分なりに英語になれるというようにすればいいのではないかと思います。
受験生であれば「間違い」に気をつけなければなりませんが、私たちの多くはすでにそれから解放されているわけですから、「間違い」を気にせずに、自分で英文を作ってみて、竹岡さんの模範解答を見て、自分の知識・感覚にフィットする回答を自分なりに作っていって、またそれを英語を使う場面で使ってみるというようにすればいいのではないかと思います。
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