MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

アカボシゴマダラのポートレート撮影

2017年06月06日 | 昆虫

昨日の朝のことでした。

カワセミ撮りに出かける予定で5時に起床。

明るくなったので、アカボシゴマダラを飼っている水槽を明るい窓際に移動しようと持ち上げたところ、底に面白いものが落ちていました。

ピンセットでそっとつまみ上げ、カメラの前へ…。

これは何でしょう? 機材:OLYMPUS E-M1 + M.ED60mm F/2.8 + FL600R    ISO200  1/125  F11

そう、アカボシゴマダラが脱皮した時に残す頭の部分の抜け殻です。

大きさは顔の直径が約2mmくらいでしょうか。(3齢から4齢への脱皮でした。)

胴の部分は脱皮後に食べてしまうのですが、頭は綺麗に抜けて下に落ちるのでそのまま残ってしまうようです。

それにしても“角の棘”から“猫の髭”のような所まで、うまく抜けるものですね~。(^-^)

そうだ!この際、予定していた顔を上げたところを狙ってみよう!

急遽、カワセミ撮りは延期に決定。

このアカボシゴマダラ君、普段は殆どこんな格好で動きません。

3日前、3齢幼虫の時のものです。(体長約2cm)

アカボシゴマダラやオオムラサキの仲間は、餌を食べるために移動する時以外は殆ど頭を上げないので、顔を撮る事がかなり面倒な幼虫なんです。

それにちょっと振動があったりするとピタッと動きを止めてしまい、見ていない時にササッと動いて直ぐ元に戻る…と言う動きをします。

まるで昔遊んだ「ダ・ル・マ・サ・ン・ガ・コ・ロ・ン・ダ!」を思い出しますね~。(^-^)

まあ、粘っていればそのうち動くはずなので、水槽からエノキの枝ごとカメラの前に置いて待つこと暫し…。

お腹を空かせた幼虫が動き出しました。

移動中の4齢幼虫です。

やっと見えたけど、もうちょっと顔を上げて欲しいなァ。

そうそう、そんな感じでGOOD!。

イモムシの中で、顔の可愛らしさはオオムラサキの仲間が一番ではないでしょうか?

この4齢幼虫君、今日の時点ですでに体長3cmまでに成長しています。

まもなくもう1回脱皮して終齢幼虫になるはずです。

私も初めて撮る蝶なので、蛹の期間がどれくらいなのかデータがありません。

アゲハだとこの時期なら10日から12日といったところなのですが…。

羽化は月末の沖縄撮影旅行にぶつかるかも…。

まあその時はその時で仕方ないですね。

 

それから、同時進行で大きくなっているジャコウアゲハもまずまず順調に育っています。

3日前の3齢幼虫です。

水面反射ではありませんよ。  ISO800  1/80  f/5.6

「幽体離脱~」…とは姿勢が違うか。(タッチじゃないって!)(^^;)ゞ

 

ジャコウ、アカボシ、どちらも産卵は5月18~19日でしたので、20日足らずでここまで大きくなったんですね。

昆虫の成長の早さにはいつも驚かされます。(^^)

明日は雨が降らなければ久しぶりにカワセミ撮りの予定です。

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