CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

昨日は歌舞伎座初日!

2016-06-03 21:21:15 | 表現にからむ様々なこと
北海道で行方不明だった少年が無事保護されたニュースが飛び込み
今日は、朝から本当に嬉しく、また、よく頑張ったなぁと感心していた。

庭先の餌台にはスズメの親子がやってきた。
まだ小さい子スズメに親スズメが餌を与えていた。
スズメのそんな姿は、初めて見た。
とにかく愛らしくて・・・
しばらくすると、子スズメも、親スズメの真似をして、餌台からついばむ。
しばらくすると、親スズメが餌台から離れて、子スズメを見守っていた。
子スズメは、少し不安げに周りを確認し、
親スズメのところまで、頼りない飛び方で飛んで行った。

なんとも嬉しい時間が今朝は流れてた。

さて昨日の歌舞伎座報告・・・二部のチケット・・・開演は14:45。
銀座駅からいつもは地上を歩くけど、今回は東銀座まで地下道を歩きました。


暑い夏には地下道はうれしいかも。しかも歌舞伎座直結する。
が・・・残念ながら、階段が多いなぁ。
エスカレーターやエレベーターがあれば、お年寄りもとても素敵な地下道なんだけど・・・

松本幸四郎演じる『義経千本桜 いがみの権太』
市川染五郎や猿之助・・・素晴らしい初日でした。


今回は、三階席のほぼ中央、三列目。


花道はほとんど隠れるものの舞台全体が見渡せました。


こんな感じの見え方です。
緞帳の紹介もあって、素晴らしい緞帳の数々が紹介されます。

縄うちのシーンなどは、本当に楽しめた。
尾上松也演じるの小金吾と源氏の追手。
一対大勢の大立ち回り。
型でしっかり観せていく。
リアルに斬り合うのではなく、舞うように・・・
太鼓や鼓、ツケ打ちが臨場感を見事に演出。

素晴らしかったなぁ!

昨日は、つくづく歌舞伎ってすごいなぁと思った。

『様式美』型があり、振りもある。
その表現は、リアルではないが、無駄がない。
当然、刃は相手に当たることなく空を切る。
空を切る刃に殺られてしまうわけだ。
つまり、その表現を受け止める観客の想像力が必要なんだ。

『見えをきる』それはある種のデフォルメとも言える。

考えてみたら江戸の昔から、
様式や型による表現をしていたなんて、驚きだ!

そんなことに今更感動しながら、最後のいがみの権太の見せ場!

松本幸四郎さんは、旧歌舞伎座で『勧進帳』
10年くらい前だろうか・・・拝見した。
歳月は過ぎている。
声の張りがあの頃とは違っていた。
が、しかしだ!
役者とは、その存在で、表現していることがよくわかる。

松本幸四郎でなければ出せない味がある。

伝統、様式、型がありながら、その役者にしかない味を魅せてくれる。

歌舞伎、観れば観るほど魅せられる・・・
そんな舞台であり、その舞台を創る役者。

隣の席では家人が涙をこらえることができず、鼻をすすっていました(^.^)

歌舞伎の後は、有楽町のガード下へ。

その様子は、明日・・・書くとしましょう。
四半世紀ぶりの有楽町巡り。
都庁が移転して25年。
四半世紀にもなるんだなぁ。。。
家人と最初に会ったのは、記憶にないが(笑)
多分、旧都庁第二庁舎9階。
跡地がどうなっているのか・・・見に行きました(^^)
それは、また明日!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿