CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

歌う時の衣装のこと

2013-04-13 09:17:57 | 表現にからむ様々なこと
シャンソンを歌う人たち・・・
もちろんいろいろな衣装の方がいるが、いわゆる『ドレス』が多い。
MCで「このドレスは先日ヨーロッパに行ったとき・・・」と話している方もいた。

私は、歌い始めた頃、衣装に困った。
いわゆる『ドレス』は、何着か持っていた。何度か着る機会があったから(笑)

ゴールドコーストの、あのオリンピックメダリストイアンソープさんが住むマンション。
最上階は、レストラン。そのレストランから、螺旋階段を登った最上部にラウンジがある。
そこで行われたカクテルパーティー(生の弦楽四重奏付き!)に出たことがある・・・成り行きで(笑)
あの時の参加者は、みんな『ドレス』まぁ・・・そりゃそうでしょ。
レストラン中央部の螺旋階段をアジア人らしき女たちが、ドレスの裾を気にしながら登ってゆく。
レストランの客は、それを眺めながら、囁きあっている・・・
何を言っているのか、英語だから、わからない(笑)

このツアーでご一緒した方たちは、自由時間は、こぞってショッピング。
私は、一人でゴールドコーストの浜辺で寝転がっていた(^.^)
ショッピングするお金もないけど、一人で大きなショッピングセンターを覗いてみた。
この時は、万引きに間違えられて、止められた。
英語しかしゃべらない男たちに囲まれた。
私は、鞄の中身を全部出して、ひとつひとつカバンに戻し、事なきを得た。

あ・・・確実に話がそれている。

そう、そんな機会もあったから、ドレスは何着かあった。
(万引きに間違えられる機会ではなく、パーティーに参加する機会です(^^ゞ)

私が歌い始めたことを知った知人から『衣装代にしなさいね』と
多額のお小遣いもいただいたので、その後、何着か購入した。

それでも、衣装は悩みの種だった。

それぞれの歌の個性に合わせて着替えることもできない。
かといって、ドレスでは、居心地が悪い歌もある・・・
どうしたらいいんだろう・・・

演劇の世界には『衣装』のプロがいる。
それは時代考証も含め、芝居を理解し、それを『カタチ』にするプロだ。
劇団にいたときには、その『衣装』さんの元、ミシンを動かし続けた夜もある。
だから、『衣装』は欠かすことのできない表現の構成部。

『歌』となると、3分の中で、男にも女にもなる・・・曲によって全く違う世界だ。

一昨日の集いには、『衣装』さんもいた。

ちなみに、一昨日Yさん宅に集結していたのは、
照明の方がお二人。80代ともうすぐ70代の男性。
衣装の方お一人。めっぽうかっこいい女って感じの60代。
Yさんも照明・・・60代。
私なんて、ほんの子どもみたいなもんで・・・・・

歌う時の衣装のことを以前から思い悩んでいた私は、思い切って聞いてみた。
専門家にこんなこと聞いていいのかな・・・と思いつつ、思い切って聞いてみた。

ステージの中心の曲のイメージに合わせるか
あとは、邦子自身、あなたが歌うのだから、あなたらしい衣装。それが一番。
すべて、『あなたの表現する歌』なのだから・・・と。

語り芝居で三役やるときにも、語り部を意識しつつも、
語る私自身が確固たるものとして存在しているから、衣装で不安になることはない。
「どうでもいい」ということではなく、「決められる」ということ。

衣装で迷うというのは、まだまだ歌う時の自分が、固まってない、
つまり、迷っているのだろうなと思う。

『これが私です』そんな確固たる自分が生まれたら、
装わずとも、迷わずとも、自ずと決まってくるものなのだろう、そんなふうに思った。

『歌唄い』としては、赤子のごときであるけれど、
迷いながらも、少しづつ・・・『私の歌』に近づきたいと思っている。


さて、お日様が気持ちいい。
今日の午後は、お庭いじりをしましょう。
先日、大きなプランターに朝顔の種を蒔いた。
今朝起きて、リビングのカーテンを開けると、そのプランターは、
ご近所のノラちゃんたちのおトイレと化していた・・・あ~~~ショック。

今日の午後は、お庭いじりをしましょう。
移植ゴテ・・・などという上品なものはあまり登場しない、大人の泥んこ遊び。

楽しい時間となるでしょう。
もちろん、衣装は・・・
ジャージに長靴、軍手にTシャツ。襟元には汗を拭くタオル。
衣装に、迷うこともありません(^.^)

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