お空を眺めて、ぷ～かぷか・・・

夕べ、我が家のある町は、霧に包まれていた。
とても美しくって、しばし見とれてしまった。

昨日は、のんびり過ごしてしまった。
以前にも書いたけど、最近は、頑張ったあとのツケが大きい(^^ゞ
夜中作業したから、午前中までが限界で、
午後は、発声練習をしたくらいであとは、ボケボケしていた。

頑張ったり、努力したりって、すごいことなんだ・・・と
すっかりのんびりしている私は、考えた。

夜になって、昔の・・・憧れの方から、メール。
『残念ながら、３月１０日、用事が入ったのでうかがえない』とのメール。
間際にならないと予定が決められないと、メールをいただいていた。
その間際になったわけで、予定が入ったとのお知らせ。
なんと、律儀な・・・丁寧な・・・ありがたい。
返信すると、電話がかかってきた。
久しぶりの・・・というか、２０年ぶりくらいの『声』
あ～そうそう、こういう声の方だった。
とても、思慮深い感じがする・・・なんともいえない『声』
話し方ももちろん、その思慮深さが感じられるのだが、
嘘のない、媚びへつらうことのない意志を感じさせる『声』

２０年ぶりの『声』に少しだけ、落ち着きをなくしながら、お話しする。
「アナフラキシーで死にかかったんですよ。」とか
「孫の面倒をみているので・・・」とか
「私の人生の計画は、いまだ実行されず」とか

懐かしいな・・・本当に・・・魅力的な、シンのある方で、
それでいて飄々としたところがあって、
「ずっと、かみさんのヒモです」とおっしゃる。

彼との思い出に欠かせないもう一人の男(笑)に連絡して、
今度、一杯やりましょう！！と提案。
「そうしましょう。」ということになる。

そのもう一人の男に早速メールした。
今朝、返信があった。
「３月４月は何が起こるかわからないので無理だな。５月あたりに・・・」

ふ～ん・・・そうなんだ・・・インサイダーの人って忙しんだな・・・と
少し、思った。

忙しいことが当たり前だったころの自分を私は知っている。
２０年ぶりの憧れの人は、私より早くにその忙しいことが当たり前の戦線から離脱した。
私も離脱して、もう１０年くらいになる。

いわゆるアウトサイダーになった。

まぁ・・・仕事はしているので忙しく見えるかもしれないが、完全にアウトサイダーである。
収入も半分以下になったし、毎月お金が回っていることに不思議さを覚えるくらい、支出超過。

それでも、今のほうが人間らしい・・・と思っている。

インサイドにいる『もう一人の男』は、いつもタタカッテいるんだろうなぁ・・・
私には、もうそういう生き方は、できない。。。

我が子供たちは、みんなアウトサイドにいる感じだ。
真ん中の子も、忙しさはあっても、それは自分の『したいこと』のために頑張っている。
上と下は、まぁなんとか、この『家』があるから、食べる分だけ働くといった感じで、のんびりしている。
チビのバイトは・・・ちょっと長時間過ぎて気になるところではあるが・・・本人に任せている。
私は、この『家』の家賃（住宅ローンを我が家では家賃という）があと２２年も残っているから、
とにかく、今の収入すべて突っ込んでも住居費も賄えないありさまで、なんで回るのか・・・意味不明。
６５才で仕事はなくなるので、その先１０年は、なんの保証もなく・・・
ええぃ！野となれ山となれ！みたいな人生が待っている(笑)

そんな状況でもね、インサイドな『もう一人の男』のメールを見て、
あ～インサイドな人生をたとえば６５才までして、
そのあと・・・体力残ってるのかな・・・って。
そのあと・・・時間をうまく使えるのかな・・・って。

高度経済成長期・・・そのインサイドで戦い続ける人たちが支えてきた。
そしていま、経済を求め失ったものに気付き始めている時代がやってきた。
そして、迷走している・・・そんな気がする。

『もう一人の男』が何もすることなくて困ったときには、一緒にお茶でも飲んで思い出を語らおう・・・
それくらいの役に立たないとな・・・インサイドで支えている人たちへのせめてもの恩返しだ。

私は、すでにのんべんだらりな生き方にどっぷりつかっているから、
２４時間何もすることなくても、全然余裕なんだけど・・・

あ・・・９時過ぎた。。。
のんべんだらりな私もすることはある。

二回目の洗濯も終わったみたい・・・
明日からまた天気が崩れるみたいだから、ベランダに洗濯物の花咲かせるとしましょう。

アウトサイド・・・
天井桟敷・・・
おいらは、渦の外にいて、
青いお空をながめてる。

お空を眺めて、ぷ～かぷか。
明日の天気を想ってる。

そんな感じの毎日であります。