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CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

私には、もう・・・

2013-12-23 09:30:46 | 心のささやき
もつれた毛糸を・・・といてください。
冷えて閉ざされた心を・・・とかしてください。
かたくなに握りしめられた指を・・・ひらかせてください。

誰か・・・お願いです。

膝を抱えて蹲っている・・・
川面をみつめて動かない・・・
風が吹いても振り向かない・・・

誰か・・・お願いです。

必要なのは

あたたかい太陽の光かしら
どこかから届く花の香りかしら
海を渡ってくる風のシンフォニーかしら

私には、もう・・・何もできない
私には、もう・・・みつめているしかない
私には、もう・・・
私には、もう・・・

誰か、お願いです、助けてください。

君を想う

2013-11-28 06:19:56 | 心のささやき
人の心とは、
草原に吹く風のようだ
ことさらに、
大げさなことではなく、
草原の草が風に波打ち輝いている。

愛おしいものは、傍らにあり
愛おしいものは、僕の胸に眠る

君の寝息を聞きながら、
たまらなくなる僕の心

力の限り抱きしめたい
君が壊れてしまうほどに

そんな衝動を包み込みながら、
草原の風が吹き抜ける
君の髪を撫でる僕がいる

人の心とは、
草原に吹く風のようだ

僕は、普通に、
僕は、穏やかに
僕は、激しく
僕は、君を想う

どっちつかずの私の心

2013-11-02 06:53:43 | 心のささやき
しまい忘れた風鈴の音。
捨てられない片方だけのイヤリング。
あの日に置き忘れた私の心。

過ぎた時は巻き戻せないのに
セピア色の記念写真のように
止まったままの時間がある。

風が風鈴を揺らすように
箱の中でイアリングが煌めくように
置き忘れた私の心に
色彩をあたえることは
・・・・・できないのかしら。

リアルな時間は流れていくのに
かたまってしまったその時間は
タカラモノ?それともアシカセ?

想い出という言葉で彩られた箱。
その中にしまってあげられる日が
くるのか・・・こないか・・・

秋の空を見上げて考える。

いま・・・
私が握りしめているもの。
その手を開けば、きっと
時間が動きはじめるのだろう。
でも手を開いたら、
私の手から、こぼれおちるかもしれない。

しまえない箱と
ひらけない箱と

どっちつかずの季節の中で
大切すぎるものをみつめている。
大切すぎるものを抱きしめている。

どっちつかずの季節の中で
動くことができずに
じっとしている私がいる。





立ち止りながら・・・

2013-09-11 05:57:51 | 心のささやき
ふわふわ、ふわふわ・・・
タンポポの綿毛がとんでゆく。

ひらひら、ひらひら・・・
ちょうちょうの翅が揺らめいて

蝉の鳴き声、
アスファルトの反射熱。
眠れぬ夜も蝉の楽園。
彼らの恋人探しは続いてる。

私の心は、立ち止る。
私は、いったいどこ行くの。
私の心は、問いかける。
私は、いったいどこ行くの。

そんな私の目の前に
蜻蛉たちがやってきて、
こちらへおいでとさそってる。

スーッと前へ進んだり、
じっとその場に佇んで
逡巡したり、まよったり、
あっという間に空高く
青いお空に舞い上がったり。

そして、消えた、秋の空。

そして、消えた・・・道しるべ。

独りぼっちので佇む町は、
いったい、どっちに進むのか・・・

私の心は、立ち止る。
私は、いったいどこ行くの。
私の心は、問いかける。
私は、いったいどこ行くの。

そんな私に教える人もない。

一番近くの『自分』とふたりで
一番遠くの『自分』を探しに

地球の時間の
ほんの一瞬を
生きている。

深呼吸しながら・・・
立ち止りながら・・・


うつりゆく、季節に想う・・・

2013-09-03 06:51:12 | 心のささやき
あまり、いそがないで

目を閉じて
風を感じながら
潮の匂いに包まれて
海の音を聞いていたい

なんにもしないで、
ただただ、じっと、独りでいたい。

  窓の外で、秋の虫たちが鳴いてるよ。
  季節は、廻る・・・

なにもしてなくても、秋が来るんだね。