風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

12-009 歴史に学ばないこと(続)

2017-01-16 19:44:45 | この道の先に

風の谷通信No12-009

全国的に大雪が降っている。その時にセンタ―試験が行なわれている。まるで無関係のような話題ではあるが、大いにあり。

毎年(と言っても過言ではないほどに)大雪に見舞われて受験生たちの行動が阻害されている。毎年被害を被るのならば実施時期を変えれば良さそうなものを、いつまでたっても変更(改善)の気運がない。一過性なんだ。一回受験したら《あとは知ーらない》。なにしろ文部省なんて難しい国家機関に入省した役人たちは優秀な人ばかりで、試験の苦労なんて知らないから、それで済むのです。

そのくせ、学制度を秋入学に変えようなんて難しい問題には取り組んではくれない。この国は過去の苦しみに素知らぬ顔で過ぎてゆくのです。それは《明治維新》という「長州の下級武士集団による暴力革命」以来の伝統です。その軍閥の上に乗っかっているのが奈良時代から連綿と続く藤原一族の公家支配です。このクニは飛鳥時代から少しも変わりなしです。但し上部構造だけが変化しています。公家の一段下にいる軍閥達の行動が少しずつ変わっているのです。

こんな大雑把な歴史の捉え方って・・・たのしいですよ。

 

きょうのメモ:女性が安心して子育てできる社会にするには、男が家庭を見守ることが必要。男が会社に縛られて/あるいは仕事に没頭して、家庭を顧みないような社会は女性にとって敵性である。その意味で社員に長時間労働を強いる経営者は、自らが将来の労働人口抑制に寄与しているのだから《反社会的》である。