風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

10-032原発再稼動への評価(学術会議)

2015-02-20 19:33:27 | 農業日記

風の谷通信No.10-032

アベさんの政権運営については怖くて触れる勇気を失いますが、原発へのこだわりは消えません。

 

この度、日本学術会議が原発問題に『提言』を発しました。これを読むと過去に私が記録してきた素人考えでも有効だナと思える内容があります。曰く:

高レベル放射性廃棄物、いわゆる『核のゴミ』地下を300メートルよりも深い安定した地層に埋める方針について 《ゴミの処理問題に進展がないまま再稼動を進めるクニの姿勢は将来の世代に対する無責任である》という提言です。

 

まさにその通り、現代の日本人が問題を解決できないまま見切り発車で原発を動かして、電力を利用して、そのゴミを放置して死んで行く、というまことに身勝手な行為であります。日本学術会議と言えば学術・知性についての国内最高の組織であろうと思いますが、その「会議」が素人にも通じるような言葉で原発の稼働に警告を発していることは注目に値します。政府も電力会社もこの提言に謙虚に従うべきでしょう。折しも東北海岸でまたしても大きな地震が2日連続発生しました。フクシマの仮設住宅避難者が事故の4年後でいまだに17万人と言う苦渋も忘れないで欲しいです。