風の谷通信 さん農園便りNo.105
盲児の塑像展示会も中日を迎え、残るは4日間となりました。
なつかしい人たちが集まってきて感動の波が続いています。
さて、私はその忙しさに追われて疲れ気味ですが、そんな役目でも
ないと、うっかり落ち込んでしまいます。
心の隙間 8. 20, '96
哀しみは一瞬の隙を衝いてくる
日暮れて畑から帰り着いた我が家に
軒下の灯が庭を照らしている時
自動式点灯なんだよ と判っていても
時々は・・・ショックに襲われる・・・
うちには誰もいないんだよ と
映子も子供達もいないんだよ と
ぼくはこの歳になっても想いだす
この灯りを見る度に「谷間の灯火」を
でも子供達にはこの家の灯りは
何の想いも呼び起こさない
二人にとって故里でもなければ
彼等の母親もいないのだから
そんな時に
ふっと・・・心に隙間ができて・・・
そこに落ち込んでしまう
そして 哀しみがほとばしる・・・
深い嗚咽となって
みなさん、「谷間の灯火」という歌をご存知ですか?
ネットで検索すると「心の隙間」には一杯・溢れるばかりの記事が
あります。中には首をかしげたくなるような分野の記事があって、
我ながら「あれ、こんな分野の詩を書いたはずがないよ」と思い直す
ことがありますが、上の詩はごくまともな気持ちで妻や子供達のこと
を詠んだ、自分でも好きな詩です。
暑さが終わりに向かうこの頃、夏ばての残響が出ませんように。 合掌
盲児の塑像展示会も中日を迎え、残るは4日間となりました。
なつかしい人たちが集まってきて感動の波が続いています。
さて、私はその忙しさに追われて疲れ気味ですが、そんな役目でも
ないと、うっかり落ち込んでしまいます。
心の隙間 8. 20, '96
哀しみは一瞬の隙を衝いてくる
日暮れて畑から帰り着いた我が家に
軒下の灯が庭を照らしている時
自動式点灯なんだよ と判っていても
時々は・・・ショックに襲われる・・・
うちには誰もいないんだよ と
映子も子供達もいないんだよ と
ぼくはこの歳になっても想いだす
この灯りを見る度に「谷間の灯火」を
でも子供達にはこの家の灯りは
何の想いも呼び起こさない
二人にとって故里でもなければ
彼等の母親もいないのだから
そんな時に
ふっと・・・心に隙間ができて・・・
そこに落ち込んでしまう
そして 哀しみがほとばしる・・・
深い嗚咽となって
みなさん、「谷間の灯火」という歌をご存知ですか?
ネットで検索すると「心の隙間」には一杯・溢れるばかりの記事が
あります。中には首をかしげたくなるような分野の記事があって、
我ながら「あれ、こんな分野の詩を書いたはずがないよ」と思い直す
ことがありますが、上の詩はごくまともな気持ちで妻や子供達のこと
を詠んだ、自分でも好きな詩です。
暑さが終わりに向かうこの頃、夏ばての残響が出ませんように。 合掌