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風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

東城先生(4)

2007-07-12 21:09:36 | 健康/生命

風の谷通信 さん農園便りNo.2-136

 東城先生の食養の話題をもう1点:「和食の基礎はご飯・
味噌汁・漬物」。
 健康のためにはどんな食べ物をどれくらい摂ったらいいか、
という質問がある。これに対しては「まず手作りのご飯・味噌汁
・漬物の3点セットをしっかりと身につける」と教える。
 食が大切だよ、野菜を食べよう、ということが食育だと思い違
いしている。デパートの惣菜売り場では毎日どんどん売れる。

 ところがこれらには添加物がたくさん入っている。 コストを
下げるため、日保ちさせるため、見栄えを良くするため、味を
濃くするため・・・。消費者は添加物を嫌っていながら、添加物
一杯のものを買う。
 
( 以前にもこのブログで書きましたが、偽物を本物らしく偽装
して売るためには添加物が必要になります。マツタケが採れな
いのでマツタケの香りを化学品で付けようか・・・。あるいは
漬物が長持ちしないので保存剤で日保ちさせようか・・・といった
方策が添加物使用になるのです。)

 しかし、日本の気候風土に合った基本の食はご飯・味噌汁・
漬物である。 肉の食べすぎ・白い砂糖入りの食べものや飲
み物は不可。特に動物性食べ物を栄養が充分に摂れると考
えて入る人が多い。そして病気になっている。・・・

 こういった事柄を広く深く解説されます。和食の基本3点セット
の考え方はこのブログでも何度かかいたことがあると思います。
私のような素人の説明よりも、こうした専門家の解説のほうが
判りやすくて説得力があります。できたら、東城先生の情報誌
を購読されることをお奨めします。


東城先生(3)

2007-07-11 21:40:24 | 健康/生命

風の谷通信 さん農園便りNo.2-135

 東城先生の講演によく出てくるのは「根の如くに葉は茂る」
との説明です。根が健康ならば葉は健康である。根が不健康
だと葉も不健康になります。 人間の体も樹と同じです。

 根とは心です。葉とは身体です。これを繋ぐのが幹で、人体
で言えば神経です。

 人間の根っこにある日々の生活態度や毎日の習慣がその人
の性格となります。神経は「神の道」で自分では制御できず、
神経自体が働いて全身の細胞を動かして健康や病気の元と
なります。 
 この神経を動かすのは宇宙の力、宇宙のエネルギーです。
人間の身体は小宇宙です。神経を通じて心と身体が繋がって
います。

 この話はもっと奥深いはずです。聴いているときはフンフン
なるほど!と思っていますが、いざ聴き終わって改めて自分の
言葉で言い直してみると、すらすらとまとまりません。上記の
ような浅い説明では充分に伝えることができません。
 それでも、心と身体は繋がっていて心の持ちようが身体に現
れるということは理解できます。

 もう一つ、「人体は小宇宙」について自分の言葉で述べますが
これは後日にします。

 


東城先生(2)

2007-07-10 21:26:20 | 健康/生命

風の谷通信 さん農園便りNo.2-134

 東城先生はもうすぐ82歳になります。だけど元気で活発です。
人工股関節の手術をした身体で2時間立ち詰めで話されます。
どこの講演会場ででも同じ態度です。 若い時に肺結核で死に
かけたのを、玄米食と自然療法で克服して以来、健康生活の
ための指導を続けてこられました。

 さて、講話の抜粋の2回目:
東城先生の師、常岡一郎先生の言葉を度々引用されます。今回
の引用は「体の健康だけではなく、生活の健康・心の健康・思想
の健康・運命の健康、(そして身体の健康)」ということです。
 この「運命の健康」というのが私にはよく理解できないのですが、
常岡先生は運命は人間の努力によって変わるという考えです。
だから、運命を自分の努力で健康に保て、ということなんでしょう
がそのうちに私にも判るでしょう。
 人の健康にはこの5本の柱が揃っているべきだという話です。

 先生の年齢のせいか、家族関係=特に嫁姑の関係の話などに
はいささか納得できないところがありますが、それでも家族を大切
にする思想には確固たる信念が感じられます。先生の自然療法
は実に理にかなったもので、私自身「枇杷の葉温灸」で度々救わ
れています。  続きは次回に。


東城百合子先生の講演

2007-07-08 19:52:09 | 健康/生命

風の谷通信 さん農園便りNo.2-133

 時々紹介しています東城先生の講演「食育」を聴きました。
朝早くの電車で、久しぶりに大阪へ出て梅田の町を歩きまし
たが、競馬のある日で、場外馬券売り場のある街は騒然たる
姿です。 帰りも講演が終わり次第すぐに帰ってきたので街
を歩くことはありませんでした。 お陰で農作業は休みです。

 それはともかくとして、講演について・・・・・。
食育とは食卓における教育であるとのこと。そこで、食材や
料理方法や食べ方や食べさせ方や・・・といったいろいろな
話がつぎから次へと出てきました。

 その内容をここで復習することは不可能ですが、心に留ま
ったことを紹介します。 
 まず、きょうは次の言葉を:
子供が乳飲み子の間は「肌から離すな」 子供が歩き始めると
「手を離すな」 一人で走り回るようになると「目を離すな」 
それ以上に大きくなると「心を離すな」  ということでした。

 この頃、ブログへの訪問数はうんと減っているので、この
先生のメッセージがどれだけの人に届くことでしょうか。

 注: 4行目の誤植を訂正しました(公園→講演)。


カラスが増えて

2007-06-30 22:05:58 | 健康/生命

風の谷通信 さん農園便りNo.2-129

 この頃カラスが増えたなぁ  そうやなぁ えろう増えて
困ったなぁ ・・・・・ 田んぼが荒らされてほんまに困る・・・

 カラスは頭がよく働くのでいろいろな作物の味を覚えて
餌にします。 トマトは絶好の好物で、ついでにナスビまで
も。 いえいいえ、他にもダイコン・ハクサイ・メロン・スイカ
・・・ いろいろと攻撃します。特に、少しだけつついてまた
隣の果実をつつき、多くの果実や根菜を売り物にできなく
してゆくのが人間様にとっては「癪のタネ」です。
 
 そこで少し考えてみて下さい。
 あなたは「台所の生ゴミ」をそのまま畑へ捨ててはいま
せんか? これがカラスの餌を増やし、おいしい味を覚え
させ、群れの数を増やすもとになっているとは思いませんか?

 私達「北播環境会議」は台所の生ゴミを発酵堆肥にして
畑に返そうと奨めてきました。 この考えは耕地が豊富な
田舎町ではなかなか受け容れてはもらえず、普及は頓挫
しています。  しかし、最近の耕地の荒れようと野生生物
の増殖を見ると、人間が作る生ゴミを生のまま畑に放置す
るのはまずいナと考えます。  生ゴミを発酵堆肥化する
に好都合で環境保全に役立つ「EМ」製品を活用して下さい。
余り書くとコマーシャルになってしまいますが、環境保全に
興味ある人が少しずつでも実践してくださればよいと思います。

 環境保全は大げさな活動を要するものではなく、身の回り
のちょとした小さな活動が作るものです。 このブログの
訪問者は多くはないのですが、少しでも連帯できれば良い
と考えています。 もしかしたら、次のアメリカ大統領選挙戦
の目玉になるかもしれない課題です。

 体内という環境を整える「食」、体外の条件を整える「環境」
の二つが「健康」を作るに役立つという観点に立つのが、この
ブログのカテゴリー「食・健康・環境」です。