うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

泣くCM 

2012年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム

山手線に乗っていたら、あるCMに目がとまった。素朴な、クロッキーのような感じの絵を使ったアニメーションで、男の目からどんどん涙があふれてくる。最後に誰かに肩を抱かれているシーンで締めくくられる。これは東京都の自殺予防キャンペーンのCMであるらしい。

見ていると不思議と感動してしまうのだが、何に感動しているのか自分でもわからない。たぶん、泣くという行為自体に「生」を感じるからかな、と考える。生きているから泣くのだし、心があるから泣けるのだし、泣いても良い、安心できるところだから泣くのだ。

このCMは自殺予防のCMだが、追い込まれる人というのは、泣くことさえできなくなっている、と言うことなのかもしれない。泣くこともコミュニケーションの一つだ。僕も含めて、人前では涙を見せないことが良いこと、という教育を受けてきた人は多いと思う。司馬遼太郎だったと思うが、戦国時代、人々はもっと表情豊かで、大の大男が大声を上げて泣いていたようなことを、読んだことがある。泣きたいときに泣けないというのも、心としては窮屈なのかも。まあ、そうはいってももはや身についたくせは直せないけど。

泣く姿を見て何かを感じるのは、心の中に「涙」が標準装備されているからなのだろう。

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ヨドバシカメラのレンズ清掃サービス

2012年09月09日 | Lumix G3

Lumix G3はここのところ出番が多く、ほぼ毎週持ち歩いている。野外で使うことが多い、というかほとんどが野外だ。時に雨模様のところでも使うことがある。手入れは原則その都度やってはいるが、レンズの清掃はちょっと苦手だ。先日見たら、かなりホコリとかがついていた。

先日新宿の地下道を通りがかったとき、新設されたヨドバシの修理コーナーで、レンズ清掃-サービスをしているという看板を見た。ので、今日偶々カメラを持っていたので出してみた。

清掃するのは前玉と後玉だけだ。フィルターをつけていると、それも掃除してくれる。レンズ1本400円。高いか安いかは微妙だが、今回はアフターサービスポイントをつかったので、現金の支出はない。このアフターサービスポイントは、今年の3月で新規加算しなくなったそうだ・・。

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今後何度もこのサービスを使うかどうかはわからないが、それなりにさっぱりした感じはある。

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ベンチアート in 丸の内

2012年09月08日 | まち歩き

道を歩いていたら、とつぜん相撲取りが座っていたのでびっくりした。

調べてみたら、ベンチアート in 丸の内というイベントだそうだ。これは白鵬。
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帰りがけの撮影なので、当然暗く、余りきれいな写真じゃないけど(ローライトモードで撮影)。
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あこがれのあの人と座れる!とウェブではうたっているが、結構立っている人も多い。この人は美空ひばり。
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ウィンドウのモデルさんをじっと見つめている人は・・
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馬場さん。
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石川遼。手に持っているものは?
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福原愛。ラケットを持っているからわかりやすい。
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坂本竜馬。和服に靴。
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鈴木福。会社の子いわく「そうかな?」
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小栗旬。わかりにくいが、サンダルのようなものをはいている。
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松井秀喜。この人も座っていなくて、前のベンチに誰かいたので、それを避けて撮影。
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辰野金吾。東京駅を設計した人。
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その東京駅の復元工事はだいぶ進み、外されていた時計も戻された。

今回撮影できたのは10人だが、まだ半分しか見ていない。全部で20人いるそうだ。

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カラヤンのベートーヴェン交響曲全集

2012年09月07日 | 音楽

なぜか同じようなテーマの話が3回も続いている・・。しかも、ベートーヴェンの交響曲全集を買うのはこの1ヶ月間で3回目だ・。もとより、僕がCD音楽評など書けるわけもないのだが・・。
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僕は遅れてきた聴き手なので、ガイドブックやCD入門みたいな本を一時期たくさん読んでいた。そのせいでカラヤンにはちょっとしたネガティブ・イメージがあった。今はだいぶ直ってきたが、世評というのは難しい。右も左もわからないときは、つい他人の評論をうのみにしてしまうのだ。

この全集は70年代半ばの録音で、ちまたではカラヤンの流儀が一番徹底している時期、だそうだから、楽しみながら聞いていきたい。

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ショルティのベートーヴェン交響曲全集

2012年09月05日 | 音楽

今日、9月5日はショルティの没後15年に当たるそうだ(調べていたら偶然知った)。
それを記念したわけではないが、ショルティの70年代初め頃の交響曲全集を買ってみた。
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前回のラトル/VPOはちょっとくせがあったが、こちらは定評のあるスタンダードな演奏だ。まだ4番、5番を聞いただけだが、くせのない立派な演奏で、録音もかなり良い。

最初に買ったショルティ指揮のCDは、オペラ「カルメン」ハイライトだった。このときは指揮者の事は何も知らなかった(歌手もドミンゴ以外知らなかった。FMでどなたか歌手の方がこの演奏について、くせがなくて勉強には最適のCD、と言うような意味の事を言われていた)。もともと録音の多い人だというせいもあるが、手持ちのCDにショルティの指揮したものは結構多い。マーラーの交響曲全集や、「指輪」全曲もショルティのものを持っている。前にも似たようなことを書いたが、雑誌などではあまり人気がないというか、ちょっと偏見の目で見られがちなのが残念だ。ただ、ウェブなどを見ると結構ブログなどで取り上げる人も多く、案外ファンが多いのかもしれない。

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8月買ったクラシックCD  ラトルとシノーポリ

2012年09月02日 | 音楽

全く個人的な感覚なのだけど、夏の終わりにはCDを買って夜ゆっくり聞くという、妙な季節感がある。自分でもへんな季節感だとは思うけど。

先日、2セット買ってきた。

CD店に行って、最初に目についたのはラトルのベートーヴェン9CDセット、交響曲全曲と、ピアノ協奏曲1,2、歌劇「フィデリオ」全曲が納められて全部で1,490円という激安価格だった。なぜか交響曲第5番と1番の協奏曲は別テイクが1枚入っている。曲が完全にダブっているのに、一緒のセットになっている理由がよくわからない。
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 たくさんCDを買っていた10数年前にも、安いCDはあったが、それらはいわゆる「訳あり」で、音源が古いとか、演奏家がスターではないとか、理由が何となくわかったし、安いといっても、1000円以下のものは少なかった。ラトルとVPOは第一流の演奏家であり、録音も10数年前と新しいのに、なんでこんなに安くなって売られているのだろう?安いことに文句を言っても仕方がないが、なんか変だな、という思いは残る・・。

 例によって演奏内容そのものにはコメントしない(できない)が、漫然としか聴けない僕でも、ちょっとくせのある演奏だなあ、と言うことはわかる。3番なんかは結構重厚だし、4番も悪くないが、ほとんどの演奏はまだ1回しか聴いていないし、何とも判断がつきかねる。ただ、何となくこのCDは、棚にしまったきり余り聴かなくなってしまうような気がしないでもない。今も口直しにセルの演奏とかを聴きなおして、ほっとしたりしている・・
協奏曲とオペラの方はまだ聴いていない。

 探していたCDが二つあって、一つはRシュトラウスの「アルプス交響曲」、もう一つはシノーポリのシューマン交響曲2番だ。
アルプスの方はカラヤンのCDを持っているが、これしか知らないので別の演奏を聴きたい。しかし、今回はこれはと言うものに出会えなかった。

 シノーポリの2番は、ずっと昔に図書館でCDを借りたが、とても良かった。正月、軽井沢の帰りにカセットに入れたのを聞いたが、だんだんはまってきて思わずぶっ飛ばしてしまったのを思い出す。
 このときのCDはVPOとの録音だが、今回買ったCDはシュターツカペレ・ドレスデンとの全曲版である。実は買うときに勘違いした。記憶が曖昧で、シノーポリ、シューマンというキーワードだけで選んだのだ。帰宅して聞き始めて初めて違う演奏だと言うことに気がついた。

 2番を聞いただけだが、これも結構迫力のある、聞いていて引き込まれる演奏だ。VPOの方はかなりテンポも速く、今聞き直すとくせの強い演奏だが、ドレスデンの方はもっと自然な熱演というか、素直に熱気が伝わってくるような感じがあり、総合的にはこちらの方が上かなあ、という感じもする。

 シューマンはわりと好きだが、CDはちょっと変わり種のセムコフ セントルイス響(全曲版。一部で評価が高い)と、シャイー コンセルトヘボウ(2,3番のみ明るくて、これも悪くない)、トスカニーニの「ライン」しか持っていなかった。

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左下はシノーポリ2番(VPO)を録音したMD。

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