うさぎくん

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ジャニス・イアン The Light at the End of the Line

2023年11月26日 | 音楽

「17歳の頃」、「Love is Blind」や「Will You Dance」などで知られるジャニス・イアンが2022年に15年ぶりにリリースしたアルバム。本作を集大成としてレコーディングからは引退を表明しているという。

紙ジャケットの輸入盤にジャケット全体を包むようなタスキ?をつけて、そこに上柴とおる氏の詳細な解説を添えている。
輸入盤を基に店頭で分かりやすいように日本語のタイトルを添える手法は、クラシックCDに時折見られる。
この種の洋楽CDはもはや国内プレスするほどの需要はないのだろう。

ジャケットのポートレートはなんだかおばあちゃんぽいが、確かに"Aftertones"などでブルージィな曲を披露していた頃を思うと声のトーンは落ち着いた感じはするものの、今自分ができる手法であれこれ手段を変えながら曲作りをしている、という様子が感じられる。中にはResistのように強い主張が感じられるものもある。Dark Side of theSun, Summer in New Yorkなども往年を思わせる、味のある歌いぶりだ。

繊細な少女の心情を歌っていたジャニスが、齢を重ねてたどり着いた境地がこのアルバムであるとすると、なんとも興味深い。

ジャニスさんのFBアカウントをフォローしているけど、おもしろい画像とかを取り上げたり、あと日本についても一方ならぬ興味を持っておられるようで、なんか人柄がにじみ出ているようなアカウントになっています。



さいきん映画が見られなくなった。

たしか最後に観た映画はダウントンアビー(映画2作目)だったかな。今年は見ていない。

気になる映画はあるのだけど、どうもその気になれない。
ただ、何度も見た古い映画は時折ビデオにかけて観る。

「ジュリア」は、前にいちど紹介したと思うけど、ちょうど今頃の季節にぴったりの映画だ。晩秋のヨーロッパの、パリやベルリンの枯葉の舞う通り、小春日和の公園、慌ただしい夕刻の駅などを舞台としている。
この描写が大好きで、繰り返し見ている。


ジェーン・フォンダ演ずるリリアン・ヘルマンは、作品が認められて多少自信を持つようになった劇作家。同居人のダッシュには作家として頭が上がらないところもあるが、時にけんか腰になることもある。少女時代からの親友ジュリアには、恋愛に近い感情を抱いている。

このジェーン・フォンダがとってもかわいい。
大人の女性として、一定の自信と社交性も身に着けているし、ふだんは強気で押していくけど、大戦を目前に控えた欧州社会の重苦しさ、自らに降りかかる過酷な運命に戸惑い、苦しむ。
リリアンの原作の設定はわかりませんが、ジェーンは当時40代ですね。
前から同じようなこといってますけど、こういう可愛さって、日本のロリコン文化ではなかなか受け入れられないというか、出てこないですね。

もうひとつ、時折世間で聞く、(今の世の中が)まるで戦前のようだという言葉を、この映画見ながら思い出します。昔初めて観たときよりも、確かにこの映画の世界に近づいているかもしれませんね、今は。

なんか、上と下がつながらなくなってますけど。
あれです。大人の女性、かっこいいです。ってことで。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
哀しい妖精 (りりん)
2023-11-28 13:13:37
こんにちは
ジャニス・イアンと聞くと、南沙織さんに提供した「哀しい妖精」を思い浮かべてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=6216LdxekVg
いい曲ですよね。
ジェーン・フォンダ、素敵な女優さん

最近私も映画館へは行ってなくて
もっぱらテレビでの視聴です。
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シンシア (うさぎくん)
2023-11-30 01:24:53
「悲しい妖精」、ジャニス・イアンさんの曲だったのですね。少し日本離れしたというか、大人びた曲だなあ、と思っていましたが、いい曲ですよね。。

ジェーン・フォンダは、気が強いけど何かの拍子に「・・・。」となる(わかるかな)みたいな性格、というか演技がとっても好きなんですよね。。この映画でもパートナーのダッシュと時には喧嘩したり、コミカルなやり取りもしますが、作品の講評をしてもらい、的確な指摘を受けると、ふと考え込んでしまう(上掲の写真)んです。

まあ・勝手な思い込みですけど。。
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