先月少し触れた超広角レンズです。
Amazonで中古「非常に良い」を買いましたが、古い製品で価格相応かどうかは微妙。絞り開放で方ボケがあります。絞れば改善するので不良とまでは断定できません。撮影には注意が必要ですが、使ってみるとかなり面白いレンズであることは確かです。
以下写真はかなり多いです。後半はちょっと紅葉とかの写真を掲げているので、あまり興味のない方は中間飛ばしてご覧いただければと。
シグマの超広角ズームは、調べてみると結構種類があります。同じズームレンジでF3.5の製品は近年までカタログモデルだった(一部店舗に在庫在り)ので、中古もやや高めでした。更に広角端の広い、8-16mmというモデルもありました。
このF4-5.6のほうは2005年末の発売で一番古いらしい。
いずれもペンタックス用は既に製造終了、後継モデルはありません。
今回の中古品は元箱、ケース、取説までついていて、それゆえ「非常に良い」ランクだったと思われます。ただ、それなりに古く、使用感があることは否めません。ケースはともかく、なぜか元箱にも使用感があります。元のオーナーは普段元箱に入れて保管してたのかしら。
この時代のシグマは墨汁を塗ったような強い艶消し仕上げの鏡胴デザインでした。なので、使っているうちにスレが目立ってしまうのですね。とりわけフードはスレが目立ちます。
なので、新品のフードを別途購入しました。これだけで古びた印象はだいぶなくなりました。新しいフードは多少デザインが異なるようです。
フィルターサイズは77mmですが、重量は370gと上記3種類のシグマレンズの中では最も軽く、持ち歩きもあまり苦になりません。
但しこのレンズのみHSM(超音波モーター内蔵)ではありません(軽さの一因と思われます)。ので、使うとボディ内モーターがギュンギュンと鳴ります。。
マウント周りは綺麗なので、丁寧に使われていたものと思われます。
ファインダーを覗くと、視界が非常に広いので驚かされます。
絞り5.6。やや周辺光量が落ちています。
後で書こうかなと思ったけどこのレンズ、ある程度絞らないと画質的に厳しいようです。これはF10。
やはり設計が古いのか、こんにちの目で見ると画質的にやや辛いものがあります。
最初の試し撮り。
無造作に絞り開放に近い状態(F5.6のまま)で撮り始めたのですが、無限遠で撮ると左側に顕著な方ボケが見られます。これだとそんなに変じゃないけど、水平線上の建物とかがはっきりしない。
ただ、逆光にはそうとう強いんじゃないかと思われます。
方ボケはシグマに調整依頼しようかと、HP見たりしていたのですが、前述のように絞るとまあまあなので(それに古いから受け付けてくれるかどうか)、どうしたものかとは思っています。
少し慣れたので、第二次試し撮りをしてみました。
これも周辺の色にじみやらなにやら、かなり厳しい状態ではありますが、もうこの辺は価格相応と考えるしかない。
画面端の歪曲は出るし、他社レンズなので自動補正は効きません。
水平線がうねうねすることはない(もっと古いレンズだと出ますから)。
一般的な注意としては、画角が広すぎて空がたくさん入るので、露出設定が難しくなりますよね。室内とかだと関係ないですけど。
肉眼ではこういうふうには見えませんから、やはり面白い。
換算約15mm少々-30.5mm(いずれも概算)ということになります。
20mmは見慣れた画角なので、レンズを装着したままふつうのパースで撮ることも可能。逆に言うとテレ端は非常用というか、あまり使わない感じなのかも。
神社、七五三の親子がまだ訪れていた(12月12日)。
一方で初詣用の準備も(お焚き上げとか)進んでいた。
今が紅葉を見られる最後。
クリスマスが近いというのも、信じられない感じですけどね。
もう夕方近いせいか、見た目よりきれいに撮れなかった。
滅多に持ち出すレンズではないと思うけど、使ってみれば面白いということで。
正直画質は十分満足とは言い難い。ただ使用頻度を考えると、最新の11-18mmはちょっと手が出せない。純正12-24mmの方が安心だし画質も良いかもしれない。そこはちょっと迷うが、まあこれも縁か。。
というわけでした。。