警視庁ホームページより。最終更新は21年9月となっている。
被疑者死亡で書類送検しているところですが、下記リンクもまもなく消されることでしょう。
駅構内の通路などでしょっちゅうこの顔を見てたので、すっかりおなじみになってました。つい先週も、西武線の高田馬場駅改札付近で見かけて、今はどんな風貌なんだろうとふと考えていたところでした。
いかにも70年代前半の若者らしい髪形とメガネ。なんとなく中判カメラ担いで、北海道でSL追っかけていた人のような感じがしてきます。
子供の頃、若いお兄さんたちって好きなところ行って遊べるうらやましい人、というイメージでした。親ぐらいの年のおっさんはあまり趣味的な遊びをしている印象はなくて、せいぜい温泉で浴衣着て飲んでるとか、って感じだったし。
連続企業爆破事件のことは、ニュースで見聞きしていたかもしれないけど、当時はあまり印象にはのこってなくて。丸の内の事件だけは覚えてます。
前職の頃あのビル内にあるスタバに毎日のように通ってて、何かのきっかけでここが爆破事件の場所だったことを知り、驚いたことがあります。それから、当時の過激派関係の事件をあれこれ検索し、当時の殺伐とした社会を知って暗然とした気持ちになったりしました。
ぼちぼちと容疑者の生前の事を知る人たちの証言が出てきていますが、身分を隠したまま、ふつうに暮らしていたようですね。音楽に詳しかったり、お酒飲んで陽気になったり。親しい女性ができても、あるところで遠ざけたりと。
普通に学生続けて企業に就職してたらとか、どこかで自首して服役し、そのあと人生やり直してたらとか、想像はしますが、本人はどう思っていたのか。事件について後悔しているとは言っていたようですが。
何となく吾妻ひでお「逃亡日記」とか、魯迅の「阿Q正伝」を思い起こしながら、人が生きることの不思議さや、奥深さを思ったりします。。
この人の写真も見たけど今更捕まらないよなぁ、
と思ったら自ら名乗り出たとはいえまさかの逮捕。
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指名手配写真の割には善人っぽいけどこれが地なのかなぁ。
いったん道を踏み外したところが戻れなくなり、あるときから内田になったけど、なんとなくこの世に存在しない人物を演じ続けることにカタルシスを感じるようになっていったのではないのかなと。。
それでも死に際では本当の自分に戻りたくなったという・。だれか小説にでもしてくれないかしら。