うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

永遠の0

2013年12月28日 | 映画

オフィスは31日までやっているが、僕は失礼して27日を仕事納めとした。
最後までバタバタしたが、とりあえず社を出て、有楽町へ。
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7時からの回だが、さすがに人が多い。

山崎貴の映画、「三丁目の夕日」など、実を言うと関心はすれど特に感動させられたようなことはなかった。そう言ってはなんだが、どうも技巧が先に走っている感じがどうも・・。

永遠の0も、技巧を凝らして見せ場を作るタイプの映像だが、さすがに見事なものだ。真珠湾やミッドウェイの映像も、何度も見た記録映像が挿入されているようなものよりもずっと迫力がある(その種のマニアの方々の目から見てどう写るかはわからないが)。日常生活に密接に関係あるものよりも、こうしたものの方が、むしろ技巧臭さが目立たない気がする。

今年は奇しくも先の大戦に関わる映画を3本見ることになった(「風立ちぬ」、「終戦のエンペラー」)。この「永遠の0」は、その中でも群を抜いて良かった。なにより、鑑賞中にだんだん涙腺が緩んできて、「やばい、ここで目を赤くしたらあとでかっこわるい!どうしよう!」とずっと思っていたくらいだ。

最初は健太郎達をどやしつけて話をしてくれなかった、景浦(いわゆる裏社会の人?)が、ふたたび訪れた健太郎に「少しはいい顔になっているな」と、自らの壮絶な経験を語り始める。そして、最後に健太郎を突然抱きしめる。まあ、こうして文章に書いてしまうとなんてことないが、このときはかなりやばかった。今思い出しても・。

ウェブで探すと出てくる、時代設定の違う別の映画との類似性を思わせる部分はたしかにあるが、映像作品としての完成度は高い。
ラストの部分は、すこしくどいところもあるが、制作者達の思い入れがたっぷり詰まっていることが良く現れているところだ。

年も押し詰まってきたが、世界はその動きを止めることはなく、国内でも様々な問題を、我々は抱えている。それぞれの時代を懸命に生きた、有名、無名の人たちに、敬意を表しながら、また来る年も自らの課題に取り組んでいきたい。
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駅伝のポスターが貼られていた。来年は90回なのか。

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