ココ少しやせてる気がするな。。
見ることはできなかったのだけど、少し前にリリースされたキリンのCMが放送中止になるというアクシデントがあったそうだ。
初期版は鳥かごからセキセイインコが空に放たれるシーンであったよし。これが問題になった。愛鳥家からあれはいけないという指摘があって、現在ではその部分をカットした映像が放映されている。
こういう話は時々鳥沙汰、じゃない取沙汰される。
鳥飼さんは小鳥が飛び立ってロストすることにとても神経質なのだ。
犬も猫も放しておけばどっか行ってしまうが、猫は自分の意志で戻ることが多いらしいし、犬はその辺を歩いていることが基本的にない世の中になっている。
犬も猫も、家で飼われていた個体が野良で暮らすのは難しい。鳥は基本的に不可能だ。例外的にワカケホンセイインコが野生化して今も都内で見かけるが、セキセイなどはまず生き残れない。
鳥飼のひとは敏感に反応する。
僕も夢を見る。ただ、どこかにとんでっちゃったというのはあまりないかな。よく見るのはご飯あげてなかった、とか、この子は連れて帰って世話してあげなきゃというパターンだ。なぜか車に乗って、ごみ集積所を巡っている。そこにはセキセイがケージごと置かれている。頭の中で、家のどこに置いて飼おうかと計算をする。家にはたくさん鳥がいるのだ。
あるいは、うちにはいまココしかいないはずなのに、忘れていた別の子がいて、その子にエサを与えていないことに気が付いた、とか。こういうのは夢の中ですごく自責の念にさいなまされるのだ。
大昔の歌だけど、由紀さおりの「手紙」のなかで、二人で育てた小鳥を逃がし、という歌詞がある。ああいうのを聴くとぴぴん、と来るのよ。昔の歌だから、誰も不適切だ、なんて言わなかっただろうけど。
鳥飼いさんの声がこうして話題になるというのは、色々考えさせられる。
犬猫に比べると、鳥飼いさんというのは少数派だ。マイノリティ云々という運動が盛んだが、ペットにも及んできたか。。
今月初めにはBSのペット番組で眞鍋かをりさんが、ロストした飼い鳥について鳥が逃げたら帰ってくるわけはない、と笑いながら言ったことがSNSで話題になった。鳥飼いの気持ちがわかってないと「炎上」したのだ。
当該番組の見逃し配信は期日前に見られなくなった。ただ、番組や眞鍋さんからは特にコメントは出ていない。
この辺になると、やはりある種の行きすぎ問題という範疇に近くなって、それはそれで難しいのかもしれない。まあ、家族が迷子になる辛さはは犬猫でも鳥でも亀でも同じだとおもうけどねえ。。
品評会に出したりしていましたが、父がいなくなったら、このカナリアは一体誰が世話するの？と家族間である時期恐々としてました。一旦、空に放せばいいさ、と意見一致したのですが、あまり野生のカナリアを近辺で見かけたことはないし、オレンジや黄色のカナリアが群れているのも見たことありません。やっぱマズイよね、どうしよう、と再び頭を抱えてました。けれど、父はちゃんと考えていたらしく、少しずつ繁殖を抑えてカナリアの数もゼロにしてから旅立ってくれました。おっしゃる通り、家族が迷子になる辛さは皆同じですよね。ただ、それは”家族”だと思えれば、の話しにもなります。
お父様は冷静に考えられて、ご家族が困らないようにされたのですね。なかなか、できることではないと思います。。
そして巨悪をスルー。
子どもの頃は、キンカチョウやインコなど迷い鳥を飼ったこともあります。知らない家に迷いこんで保護されることは結構あるかもしれませんね。
夢については、私も似ていて、ハムスターを飼っていたのになぜか何週間も餌をやるのを忘れていて、生きているだろうかとものすごく不安になり、慌ててケージを開けて確かめるなんていう夢を見ることがあります。その夢の中で自責の念にさいなまれる感覚、よくわかります。
記事では話が長くなるので省略しましたが、さいきん、人は言いやすいところに向かって文句たれるものなのかな、と思い始めています。。
広報の仕事はしたことないけど、色々大変そうで。。
数年前、夕方になるといつも駅でインコの写真掲げて立ってらっしゃる女性がおられて、声をかけたことがあります。やはり窓から飛び立ってしまい、誰かのお宅で暮らしているのではないかと思って立っておられるとのこと。
ふだんは何気なく毎日エサあげしてますが、生き物を飼うものは心の底で強い義務感を感じながら育てているものなのでしょうね。。