うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

銀座

2019年08月14日 | まち歩き

初夏の終わりごろからずっと、見舞いのため終業後すぐに帰宅する生活を続けてきたが、まあそこまで毎日ではなくても、という風潮になってきた。

銀座にもずいぶん行っていなかった気がする。といってもたぶん、5月の連休にお腹壊したとき以来かな。

ので、久しぶりに行ってみるか、と思っていたら、色々あってオフィスを出るのが遅くなり、結局なんにもできませんでしたとさ。

だいたい、夕方になって多少涼しくはなったが、台風が近いせいで非常に蒸し暑い。まるで風呂場にいるみたいだ。。
それはともかく、ちょっと行ってきたかったところはここ。山野楽器のCD売り場が、従来の3フロアから1フロアに縮小される、と聞いていたので、見に行こうとしたのだ。

のだが、ちょうどついたときは閉店の時間だった。。

という訳で今の店内の様子はわからなかったが、同店の直近のフロア構成は1階が邦楽(歌謡曲系もあったし、落語、小唄、清元のようなものもあった)、地下1階が洋楽ロックその他、ビデオ関係、2階手前はジャズ、奥がクラシックという感じだった。
ほかは知らないが、以前(20年以上前)クラシックはたしか3階1フロア全部を占めていた。ジャズは洋楽と同居して2階にあったような気がするが、このへん、記憶が曖昧だ。

CDの大型店舗全盛の時代、たとえばHMV新宿などは、12階のフロアまるまるだっけ?広大な敷地にずらりとCDが並んで偉容を誇り、とりあえずそこに行けば何か欲しいものが見つかる、という気持ちにさせられた。今でも新宿タワーレコードなんかはそういうコンセプトだ。
銀座山野楽器はそれらに比べると若干フロア面積、品揃えは小さめだったが、独自の輸入盤(厚紙に色つきマーカーの手書きで、日本語タイトルを入れて展示してあった)などが目玉で、けっこう掘り出し物が多かった。
HMAは有楽町インズにあってやはりクラシックコーナーが充実しており、しばしばこの2店をはしごしてはあれこれ物色していた。。もう25年ぐらい昔の話だ。。もとより、山野でCDを買うのはもっと昔から、30年ぐらい前からかな。「トスカ」全曲を買いたくて、ほかにCD売っている店を知らずここならあるだろうと思って来たと記憶している。。

その後も折に触れ買いには来ていたが、ジャズとフロアを分けるようになってからはさすがに品揃えが減ってしまい、欲しいものも見つけにくくなっていた。
洋楽でもキャロル・キングのあれが欲しい、と思っても見つけられないことが多かったが、そういうのはネットで検索すれば見つかることが多い。クラシックは店頭で「おお、こんな演奏があったのか。しかもこんなにお値打ち¥・・」とかいう出会いが楽しかったりするのであって、誰でもいいから「未完成」を聞きたい、ということならお店まで行くこともない。。
なので、フロア縮小はとても残念なことではあるのだが、今日日、CDを買う人がどんどん減っている状況では・。

7月の日経の記事では、アナログレコードは近年よく売れているがCDは販売低迷し、銀座山野楽器も8月からフロア縮小する、とあった。日本一土地の高い場所なのだから、まあやむを得ないのでしょうなあ。
 
銀座は子供の頃からよく行っていたけど、それは服や宝石を買ったり、レストランやバーに行くためでは全くない。
最初、中学の頃は天賞堂に鉄道模型を見に行った。それから伊東屋で文具を買い、ソニープラザで新しいオーディオ製品を見たり、トヨタのカタログをもらったりした。
ソニープラザは3年ぐらい前になくなったんだっけ。天賞堂はこの2月頃移転して、元の店舗は解体中。天使の銅像は室内に移動したらしい。

天賞堂の向かい側にイエナ書店という洋書店があった。同じ建物の1階2階が近藤という和書の店で、イエナが3階だったかな。。最初に知ったのはたぶん高校生ぐらいで、電車の雑誌とか、ミネアトゥア・バーネン(MIBA)という、ドイツの鉄道模型雑誌を買ったりした(->もちろんまるっきり読めない。ドイツの鉄道模型は多少持っていたので、写真だけで楽しめた)。洋書店というの、その頃はここ以外知らなかった。まあほとんど買うことはなかったけど。

建物は建て替えられていると思うが、上の今日撮った写真はたぶん場所が違うね。

閉店すると聞いて買ったペーパーバックは、まだカバーを外さないで取ってある。
で、何を買ったのかとみたらこれ、「ダロウェイ夫人」なんです。。なんで買ったのか、ぜんぜん覚えてないですけど。。
でも、本当に不思議なんですけど、今頭の中であの本屋の書架のようすをうっすら思い出せたりしますね。。小さな店でしたが、お客さんも結構多かったな。後に何度か行った、新宿南口の紀伊國屋なんか、洋書コーナーはすかすかという感じでしたね。。

やはり今はなくなってしまったが、数寄屋橋の高速の高架下に「ハンター」という中古レコード屋があった。昔の人は行ったことはなくても、深夜にCMとか流していたので、名前は知っているかもしれない。LPが多かったのでそれほどは買っていないが、いろいろ眺めるのは楽しかった。

あの高架下の商店街、いま思い出すとむちゃくちゃ懐かしい気もしますね。なんか占いの店があったり、富士フイルムかなんかのギャラリーがあったり、小物売っている店とか。適当な値段の洋食屋があって、よく食事したような記憶もあるなあ。。だいたい、買い物の後の食事なんてのは、何でもよかったので、山野楽器のすぐ裏手にあったラーメン屋とか、地下鉄の通路内にあった「からなべや」というカレー屋とかよく行ったな。

今回通りを歩いていると日本人より外国人の方が多いような感じがして、銀座も変わったことはたしかだが、まあ自分だって変わったわけだし、しょうがないねえ。。


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