うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

翔んで埼玉

2019年03月07日 | 映画

・・・今日は夕ご飯に鯖のムニエルを作ってみましたが、お見せするような代物ではないとはいえ、おいしかったです。部下の子と鯖の話をしていて、なんだっけあれ、DPA?とか言っちゃいましたが、DHAとEPAでしたね、栄養素。よくわからないけど、いま鯖、缶詰の生産が間に合わないほど人気があるんですよね。。なんで急に人気がでたんでしょうね・。

無駄話はこのくらいにして、映画です。

この、サイタマdisりというのは、30年以上前に世間をにぎわしたことがありましたが、なんでまた今、話題になるのか、これもまたよくわからないですね。。

ただ僕にはこの話題、とても馴染み深いものがあります。僕も中学の時、白鵬堂学院のような東京屈指の名門校(ここ笑うところ)にサイタマから通学していて、Z組の生徒たちのように虐げられていたから(笑うところです)。

学校は山手線の某駅にありましたが、生徒たちは山手線から郊外に延びる国私鉄沿線に住んでいる子が多く、生徒たちはその路線によって序列を決めるようなことをよくしていました。中学生だから、そういうことには結構シビアというか、あれですよ。。

〇う〇こ線とか、〇だ〇ゅう線とかの子は肩で風切って歩いてましたし、ち〇う〇う線の子なんか、かなり郊外の駅でも威張っていられる。。これが〇い〇線になると、評価が微妙になってくる。ただ、当時〇い〇鉄道はホテルとか観光事業でイメージアップを図っていて、勢いがありましたから、沿線住民もなんとなく胸を張れる感じがありました。悲惨なのは〇う〇ょう線の子たちで・・ああ、思い出すのもつらいわ・・(ここ泣くところです・鳴くんじゃないですよ)。。

ちなみにこういう路線別評価法だと、大塚とか日本橋馬喰町とかに住んでいる子は評価不能になってしまって、序列がつかなかったですね。。あと、学校の裏に住んでる子とか・。

そういう暗い体験を持つ者にとってこの映画は、結構身につまされるものが。。

そうだ、また思い出したけど、千葉とサイタマのdisりあいというのも、実体験があるわ。学生時代、両国のパン工場でバイトしていた。地理的に千葉方面から来る従業員が多く、サイタマの人は珍しかった、というより僕一人だった。少し仲良くなった正社員の女の子に「えー、サイタマなの。あたしも千葉だけどさ、でもはっきり言って絶対負けてると思わない?千葉は空港もあるし海もあるし・・」え~、そんなこと言われたの初めて、とびっくりした記憶がある。。

そう、映画の感想だったね。。でも、先日旧友たちと話した時も話題になったけど、これを例えば関西の人が見て、その辺のニュアンスわかるのかな、というのはある。魔夜さんもどこかで言ってたけど、サイタマだからこれが成立するのであって、これが京都とかdisったら、ただ事では済まないかもしれない。

その流れで言うと、映画作ってる人も気が引けるのか、後半になって一生懸命フォローしようとしているところがまたおかしかった。ショッピングモールもたくさんあって、住みやすいですよ~、みたいな。大丈夫だって。おこりゃしないってば。

あと、あれですねえ、サイタマといっても広いから、春日部とか草加といわれても、あんまり自分のこと言われている気がしない、というのはあるな。もっとも、千葉なんかもっと広いですからね。木更津と船橋と柏じゃぜんぜんちがうでしょうし、どこの県でもそれは同じか。

まあしかし・・、何といったらいいのか・・面白かった。

 

コメント
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