本文に入る前に。ココちゃんはとりあえず元気。週末にお医者さんに行きます。かなり無理を言って、予約を入れていただきました・・。
今月15日に始まった「村上さんのところ」、そろそろ投稿の期限が近くなってきました(31日まで)。
以前にも同様の交流サイトがあったらしいことや、そのときのやりとりが本になったことは知っていて、いいなあ、と思ったことがあった。でも、実際サイトが始まってみると、なかなか気の利いたことは書けないですね・・。一応書いてみたけど、返事、来なくてかえって良かったかな・・。ログとして残ってしまうのも怖い気がしてきた。
それにしても、村上さんの回答ぶりというのが、いかにも村上さんそのもの(当たり前か・・)という感じで、その突き放しぶりが痛快だ。誰かが、前回のやりとりをお母さんに読むように勧めたら、ふざけていると言って怒り出した、と書いていたが、そういう人がいても無理もない、という気もする。簡単なようで、こういう回答ができる人は村上さん以外にいないだろうな。
ハフィンポストだかなんだか忘れたが、その回答ぶりに騒然、と言う記事が書かれた質問と返事(大学院生が文章を書くのが苦手、と聞いてきたのに対し、そういうのは持って生まれてもので決まるもの、と答えた)などは序の口。ファンにはこの答えぶりがたまらないだろうし、怒り出す人もまあ、いても不思議じゃないよな。
質問は千差万別だと思うが、どの質問に答えるかは村上さんにゆだねられている。それで、よく見ると何となく質問内容に一定の傾向があるのかな、と思えてきたりもする(村上さんに会ったことがあるとか、薄毛の悩みの話が何度も出てくる、恋愛関係のもつれはまあ、こんなものかと思うが、全く訳のわからない質問も定期的に繰り返し出てくる、英語や中国語の質問もそう)。思うに、質問の選択と配列も、作家のクリエイティビティの反映なのかもしれない。それにしても、小説を書きたいんですけど、何かいいタイトルありますか?なんて質問をする人が本当にいるんだろうか?やらせじゃないよな。とにかく、質問をする読者も、かなりレベルが高いというか、作家に負けていない。
僕はいわゆる「村上主義者」といえるほどのファンではない。ただ、若い頃からリアルタイムで、新たに刊行される本を長年読んできた作家というと、村上氏ぐらいになってしまうと思う。
とにかく今、少しずつ増えていく回答を楽しみにしている。サイトはしばらく存置されるそうだから、その間繰り返し読み返すことになるんだと思う。