今日から4月。陽気が半月近く先行しているので、今年は4月が2度訪れる印象です。八王子の3月の月平均気温を調べて見たところ、最高気温17.0℃、最低気温6.0℃、平均気温11.7℃となっています。月平均気温は、異常な暖春となった2021年の11.3℃を上回る観測史上1位の高温を記録。関東各地でも観測史上1位の高温を記録した箇所が多かったようです。4月3日に気象庁から発表される報道発表資料(3月の天候)が待たれます。ここ10年は地球温暖化やヒートアイランド化の影響なのか、3月と10月の高温が発生しやすい、つまり冬が短くなる傾向が強まっているみたいです。
今日の八王子は最低気温6.5℃とほぼ平年並みの朝でしたが、日中は22.6℃まで上がり5月並みの汗ばむ陽気でした。高尾山のヤマザクラもピークを過ぎつつあるようなので、今日から配布が始まった高尾山ブックに4月のスタンプを押してから、高尾山頂と日影沢を散策してきました。
清滝へ向かう参道のオオシマザクラ。前回訪れた3月21日から10日しか経過していませんが、一気に春本番を迎えた印象です。
清滝駅前広場
早くもピークを過ぎたソメイヨシノが新緑に映えます。
1号路でもキケマンが開花。一方、タカオスミレは葉が出てきましたが花はまだ咲いていません。スミレは気温よりも日照により開花時期が決まる傾向にあるようです。
金毘羅台からの展望。八王子の街並みは霞んでいます。
1号路を登るとウグイスカズラが咲き始めていました(ピンボケ)
ケーブルの高尾山駅に到着。北高尾の山々も木々が芽吹き始めているようです。
日当たりの良い東斜面ではヤマザクラが満開
1号路沿いのソメイヨシノも満開です
今日の目的であるトクトクブックに4月のスタンプを押します
浄心門近くの切り株。3月から4月に移り変わる様子が伝わってきます。
薬王院の仁王門脇の枝垂れ桜が満開です
朱色の仁王門とピンクの枝垂れ桜
御本社へ登る階段沿いのヤマザクラやソメイヨシノも満開です
階段から仁王門と枝垂れ桜を見下ろします
御本社周辺もすっかり春の雰囲気に包まれます。10日前はまだ冬の名残が感じられました。
奥の院へ向かう階段沿いもミツバツツジやソメイヨシノが綺麗
奥の院とソメイヨシノ
山頂へ向かう1号路の日当たりの良い斜面で白いスミレが咲いていました。葉が出ていないのでアケボノスミレのような感じです。よく見かけるアケボノスミレはもう少しピンクっぽい色をしています。
こちらは咲き残っていヒナスミレです
ヤマザクラが満開の高尾山頂に到着
丹沢から富士山方面の眺望
富士山頂は雲に覆われて見えません
南アルプスはうっすら(ブログにアップすると解像度低下により見えなくなります)
続いてもみじ台へ向かいます。茶屋から少し離れたところにヤマザクラが咲いています。青空に映えます。
満開です
一丁平方面へ下る明るい尾根道でもヤマザクラが咲き残っていますが、このあたりは日当たりが良いためピークはすぎた印象です。
巻き道と合流します
一丁平の北側巻き道を進みます。早くもミツバツツジが咲き始めています。
足元にはエイザンスミレ
可憐な小さい花はオカスミレ?
萩原作業道を日影沢へ下ります。ここでも多くのスミレが咲いています。エイザンスミレ。
ナガバノスミレサイシン
ミヤマカタバミも咲き始め
日影林道に合流する地点ではタカオスミレが群生しているのですが、このエリアは日当たりが良いため、すでに咲き終わっていました。タカオスミレを探しながら下流へ向かいます。
しばらく下ると、目的の高尾スミレを見つけました。今年初めてです。
近くにニリンソウの群生地があるのでミドリニリンソウを探します。目が慣れていないせいか、成果はゼロ。今年は多弁花がとても多い印象です。
多弁花の群生(ピンボケです)
キャンプ場からさらに下ると、タカオスミレが群生しています。
数多くの花が咲き残っていました。
こちらはヒカゲスミレでしょう
スミレを見ながら日影沢の入口まで下ってきました。ここから高尾まで歩くと時間がかかります。バスの到着時刻まで少し時間があるので、裏高尾を少し歩いてみました。
周囲の山々はパステルカラーに染まり、これから新緑の美しい季節を迎えます。
中央線と中央高速道に沿って旧甲州街道を歩きます
ミツバツツジが満開
菜の花と新緑
摺指の近くの民家の庭先
摺指の豆腐屋近くでバスがやってきました。ここから高尾まではバスを利用。昼食まで少し時間がありそうなので、陵南公園と南浅川のソメイヨシノを見ながら自宅へ戻ることにしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます