60歳からの視覚能力

文字を読んで眼が疲れない、記憶力、平衡感覚の維持のために

二点同時視をして視野を広げる

2006-02-16 23:02:26 | 眼と脳の働き
 左側の端から線をたどって右側の端にたどり着くという課題ですが、集中力のテストとして挙げられるのが普通です。
 ほかの線と交わって入り組んでいるため、線をたどっていくうちに少し注意がそれると、すぐ近くの線と混同してしまっていつの間にか別の線をたどったりします。
 たどっている線から注意がそれないように集中しなければならないということで、集中力の問題だとするのです。
 
 混同しないようにするにはたどっている線上の現在地に注意を集中するのが普通ですが、線が入り組んでいるため進んでいくうちに、ちょっと注意がそれたときに、隣の線に打つ足りします。
 このときそれる前の点に戻れればいいのですが、視線を一箇所に集中したやり方で進んでいるとそれる前の点がどこだったか分からなくなります。
 視野を狭くして集中しすぎていると、少し視点をそらされるとそれまでどこにいたかわからなくなるからです。

 図上で赤い点を打ってあるのは、交差点の前で視線を一度とめて、つながっている先の点を同時に見る。
 さらにその点を見ながらその先のつながっている点を同時に見るという風に二点を同時に見ながら進むと言う場合の通過点を示しています。
 先へ進んでいくとき直前の出発点から目を離さないで、次の中継点を決め、さらにそこから先の中継点を探すというふうにしていくと混乱しないですみます。
 一点集中でなく二点同時視するくせをつければ自然に視野が広がるので迷いにくくなるのです。
 視線を線に従って動かしていく方法というのは、一箇所に視線を集中するやり方で、視線が常に動くので線が込み入っているところでは注意が動揺して間違えやすくなります。
 そのため注意を集中しようとして、目を凝らすのですが、視野が狭くなり、柔軟性が鳴くなり、間違えやすい上に目が疲れます。
 注意を分割して二点同時視をするほうが間違えにくく疲れません。

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