
Aの単語を一分間見て記憶します。
単純に上から覚えようとして読んでいっては、全部覚えこむのは難しいと思います。
無意味な単語を覚えることに抵抗があれば、半分も思い出すことが出来ないかもしれません。
単純に記憶しようとするのであれば、単語の先頭文字を「イ、ヤ、サ、ブ、ホ、マ」「オ、レ、ホ、ロ、ス」と覚え、先頭文字を手がかりに想いだそうとすることである程度の成績を収めることも可能です。
しかし先頭文字が10個あるので、先頭文字自体を完全に覚えること自体もやや難しいので、単語を思い出そうとするとき、先頭文字の一部を忘れたりします。
もし単語のグループ全体を見て、単語がいくつかのグループに分けられるということに気がつけば、その分類ごとに覚えるという方法もあります。
この場合は、国の名前が4つ、台所用品が3つ、スポーツが4つとなっているので、全部でなくても二つのグループを完全に覚えれば最低でも7つは記憶できます。
グループごとに「イ、ブ、オ、ロ」、「ヤ、ホ、ス」、「サ、マ、ホ、ス」と先頭文字を覚えれば、単語がグルーピングされているので想いだせる数が増えます。
単語がグループに分けられていることに気がつくためには、文字を順に読んでいくときに気がつくのですが、確認するときにはいくつかをまとめてみるだけの視野の広さが必要です。
グループごとに先頭文字を覚えようとするときも、先頭文字を拾って次を見ながら繰り返し読むことで記憶できますから、視野の広さが要求されます。
Bの場合は単語数が20になるので、単純に記憶するのはさらに難しく、先頭文字にしても20も覚えられるものではありません。
この場合は単語のグループは、動物、国名、野菜、楽器の4種でそれぞれ5つづつの単語で構成されているので、全部は無理でも半分ぐらいは記憶できるかもしれません。
(もちろん分類はこの方法だけでなくたとえば、ひらがなが3個、漢字のものが5個、カタカナが12個という分類も出来ますが、一つの分類に多く入りすぎると覚えにくくなるので、4つに分類するほうが記憶しやすいです)。
この場合のように単語の数が20個と多くなると、全体の構成をつかもうとするとき、上から順に一つづつ見ていったのでは先に進んだときに、全般を忘れてしまったりします。 視野が広ければ、同時にいくつもの単語が目に入るので、全体の構成に速く気がつくだけでなく、分類ごとの単語を覚えるときも同じグループの単語を二つ以上見ながらリハーサルできます。
記憶課題でも視野が広いほうが有利なのです。
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