設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

女性が求める一位像

2005年03月16日 21時24分00秒 | 独り言
男性に何を一番 求めるか?この一位はナント
「家事 料理をしてほしい」だったというニュースを
読んだ。うーん 時代の流れか 男女逆転現象か!?

そもそも男性陣は長き人生の中で 細かな生活面での
躾を二人の女性から二度受ける。
まあ、中には一回、いや0という方々もいるだろうが。

最初に躾をしてくれる女性。一番近き母親だろうか。

ここで心優しく又細やかで 甲斐甲斐しく夫と息子に
尽くすタイプの母を持つと その男性の人生前半戦の生活は
誠に穏やかで幸せである。

「お母さん お腹空いたよお~」
こんな可愛い時期から
「腹ヘッタ!メシ!」
こんな憎たらしい時期まで 母の態度は変わらない。
相変わらず家の中で せっせと父や自分の為に実に
まめまめしい。こういう家庭では 大体 父もどっかりと
テーブルにいつも座っている。間違えてもゴミ袋を
両手に下げて 慌ただしく出勤する姿もない。
そんな父を見ながら育つ息子の目には 
「男は 何もしなくても平穏に生活出来る」
こんな怪しい誤解が映る事になる。

そして息子はめでたく配偶者に出会い 結婚する。
ここで 自分の母と全く同じようなタイプに恵まれ
独身時代と相も変わらぬ生活を送れる幸せ者もいるが
時として男性は 自分の母と全く違うタイプと結婚して
しまったりする。そうなると今まで普通と思っていた
行動にヒビが入り始める。
「腹ヘッタ!メシ!」
こんな一言で テーブルにどっかりと座れば年期の入った
妻からは怒声と鉄拳が飛ぶかもしれない。
しかも子供なんかが生まれると 夫の優先順位は
家族の中で最下位となる。

結局 「自分でやるか」こういう行動に出る。
そして「やれば出来るじゃない」こんな妻の言葉にも
苦じゃなくなる時 男性陣はもう一人の女性 つまり
妻からの躾を受ける事となる。

では母にも妻にも幸運にも恵まれた(?)男性陣は
その後どうなるかというと それにも大きな落とし穴が
ある。

大体 まめまめしく甲斐甲斐しく心優しい妻は
身体をそれだけ動かせ柔軟な心を持っている若い時に
限られる事が多い。自分も年老いて身体が言うことを
きかなくなると 途端に今までやってきた事が鬱陶しく
なってしまう。
「それくらい やってよ!そんな事も出来ないの!」
つい そんな言葉を吐くはめになる。
男性陣としてみれば晴天の霹靂という感じだろうか。
何しろ 今までやってくれていたので 今更ちょっと
した事が 大変な事になってしまう。

要は 男でも女でも「自分で出来る事は自分でやる」
ただそれだけである。お腹が減って 作る相手が忙しければ
自分が代わりに作る。そんな事を男だから特別な事と
教え込むと その本人も大変な老後になってしまう。
こう書いていて今ふと思いつく。
世の女性陣の第一位像の男を作るのは 案外簡単。

ズボラな妻とズボラな母がいる家には まめまめしい
男がどっかで誕生する。というか そうせざるを
得なくなる。

それって ウチかあ~~~??