設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

片付け下手

2005年03月10日 21時30分00秒 | 独り言
片付けが どうも苦手である。
たまに遊びに来てくれる知りあいにこう漏らすと
揃いも揃って皆いい人達なので
「こんなに奇麗に家の中 片づいているじゃん!」
そんな嬉しい事を言ってくれるが・・・・・
これも ちょっぴりは当たっている。
何しろ「見えるところのみ」限定ならば外に物は
ないのかもしれない。だが一回どこかの戸棚を開ければ・・・・
何度片付けても「ウジャラ~ウジャラ~」という感じ。
こういう人種は多分 究極に片付け下手なのだろうと思う。
絶対 収納達人だの片付け名人と呼ばれる人達は
見えないところも完璧なのだ。こういうところにも
いい加減でズボラな性格が災いとなるらしい。

でも世間には自分と似たタイプが多いらしく 本屋を覗けば
インテリア関連の本棚にはズラリと収納の本ばかりが並んでいる。
「これで貴方も収納美人!」
「なんて簡単 収納術!」
こんな そそるような題名の本が並んでいる訳だが
敢えて 毎度の如く 自分は買わない。
なぜなら例えこういう本を読んで同じにしても 数ヶ月いや
数日単位で元に戻ってしまうという情けない現実を知ってるからだ。

自分よりは こういう分野も専門家である夫に聞いても
「結局 どんなに使い勝手のいい収納造っても 片付け下手な人に
 かかれば 生かされないんだよねえ」
なんていう本音も漏らす。

よくテレビで収納達人が一般家庭の悩める収納下手を解決していく
という番組をよく見る。
意地悪なオババの自分は いつも見ながらぼやく。
「どうして その後特集とかしてくれないの」と・・・

同じ人種ゆえにわかる事。それはきっと達人が奇麗にしても
数ヶ月でまた戻ってしまうのでは・・・・という現実。
だって何しろ達人がその家で暮らす訳ではないので・・・・
これって「子供の為」と言いながらも ついつい子供部屋を
片付けてしまう親のようにも見える。そこを使うのは子供
だから こういう効果は長続きはしない。

こうやって開き直るのも悪いが 自分の家の暮らしの
収納を他人にやってもらっても無駄なような気もする。

収納や片付けって なんだか物凄くその個人の暮らし方や
考え方が反映されるようでならない。
「他人にやってもらって奇麗になる」
美容院やエステじゃないのだから
これは 暮らし方には通じない気もしてしまうが・・・

片付け下手人間が何を言っても 説得力がないのが悲しい・・・