設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

踏み台

2004年12月24日 10時37分16秒 | 独り言
小さい頃 両親の言うことが世界中の中で
絶対正しいと思い込んでいる時期があった。
父親がこう言っている。それは絶対間違っていないとか
母親が思っている事は、正しいのだとか
まあ、今考えれば何血迷っていたか・・・・
なんて思うのだが 幼くて弱き存在の子供にとって
両親の庇護なしでは生きられぬ存在にとっては
庇護してくれる親の考えが一番正しいと
思い込むのは自然な成り行きなのかもしれない。

いつの頃からだろうか。
親の言う事や考えに
「はあ~~?何言ってるのだか・・・・」
という反発とは違った自分の考えが生まれ始めていたのは。

今は、自分もいい年になり親と同じ立場の子供の
親となる。
だから たまに実家に帰り老いていっている親と
話したりすると
「はあ~~~??」
という感情にとらわれる事は、しばしばあり・・・・
まあ、個人的に自分の親達と あまり合わないという
欠点が一番自分を
「はあ~~~??」
という感情にさせる訳だが・・・・
毎回 どうしてこうも固い固い脳の持ち主かと思う位
親達の固執した考えに閉口する。これも老いの表れかとも
思うのだが・・・・・

結局 人の成長はいかに絶対化していた親を
単なる自分と同じ生身のおっかしいところも多々ある
単なる人間なんだと認識するところから始まるような気がする。

最近では、自分が明らかに矛盾して子供を怒鳴り散らしている。
当たり散らしか??自分でもこうわかっていて苛々している時など
長男をちらり見ると
「はあ~~~???」
という目で こちらを見ている。
もう誤魔化しの効かない時期にさしかかっているようだ。

自分という親を否定して息子達は成長していくと
いうのも少しはあるのかもしれない。
そう考えると親という存在は、いつも踏み台的な存在
なのかもしれない。

まあ、それで大きく成長して飛び立っていってくれれば
いいものだが・・・・・
自分をい振り返れば いい加減な親の踏み台を超えても
この程度らしく、やはり踏み台も日々成長していかなければ
いけないようである。