設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

まだ二歳児丸出し

2004年12月02日 10時13分55秒 | 独り言
子供が二歳位の時が一番 一緒にいるのが嫌だった。
なんて薄情!なんて鬼母!!
でも事実。よそ様に言わせると一歳から二歳の時期が
一番可愛いとか あの頃に戻りたいなんて言うけれど
自分は絶対戻りたくない・・・・・

世の中 上を見てもキリがなく下を見てもキリがなく
本当は子供が欲しいのに訳あって出来にくい夫婦。
訳あって出来ないという夫婦もたくさんあり・・・・
そんな方々からしたら 何を甘えた事言ってるのか!
親になる資格もない!と絶対非難されるに違いない。
そうはわかっていても、あの頃の子供を扱う自分に
自信が全くない。

二歳頃の子供というのは 人間であって人間じゃない
ところが多々あり・・・・・
当たり前だが そんな状態は一生続く訳もなく
そういう本能的な部分を親が社会生活を送れる人間として
修正 補習していくのも立派な育児な訳だが
自分に余裕がないと一生こんな事をしているのかと
思い込む事がある。

口でうまくしゃべれない、行動も未熟。
こうなると子供は ひたすら泣いたり大人から見れば
大層困った難儀な事をするしかない。
それが大人達にとっては苛々する。

長男が「ギュウ~ ギュウ~」と牛乳を飲みたいと
出先で言われた事があり なにげなく紙パックの
牛乳を こちらとしては丁寧にストローまで差して
出してあげたら 物凄い泣き声で ひっくり返られた事が
あった。何をそんなに怒っているのか こちらとしては
納得も出来ず・・・・・飲みたいのなら飲めばいいものを・・・
我が子ながら泣き声に苛々しながらアホか!と思ったものだ。
二人目も生んで いろんな子供を見る機会に恵まれ
今 冷静に考えてみると牛乳は飲みたい そして
ストローも自分で差したいというのが幼き長男の
言いたい事だったらしい・・・・とちょっと想像がつく。
これだから二歳児は疲れる・・・こんな事がしょっちゅうだった。

でも こんな二歳児の行動。
今は大人も変わりはないじゃないか!と思う事も。
さすがに自分の考えが通らないからといって
道端でひっくり返ったり泣いたりしないが 自分本位で
自分中心の行動を貫いている大人は一杯いる。
それは自分の親世代の頭が固くなっている世代だったり
自分と同じ「おばさん!」丸出しの中年女性だったりと・・
そして究極 ハタと気がつくと正に自分であったりする。

永遠に二歳児丸出しのところがあるから
いまだに過去の育児をほほ笑ましく振り返られないのか
究極に子供が苦手なのか よくわからないが
これがわかった時 やっと自分は大人という
人間に近づけるのかもしれない。
いい おばさんが情けない事である。